三十路の食卓

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フレンチトーストに首ったけ

2013-05-26 10:55:10 | 作りました。
〈4月11日の食事〉
朝:フレンチトースト カレー
昼:玄米にカレー もり山の唐揚げ
夜:ナポリタン @プロント・飯田橋店

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この4月にはまったものと言ったら、フレンチトーストだ。

何がきっかけか思い返すと、そうだ、映画『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』を観たんだ。
主人公が兄嫁に、「朝食?食欲ないから軽いものがいい、フレンチトーストでいいわ」なんてのたまうシーンがあったのだ。
というのは別段重要なシーンではないのだが(けど主人公の尊大さと兄嫁のとぼけたキャラクターはよく分かるシーン)、すっかり「フレンチトースなんて、しばらく食べてないな~。うむ、食べたい!」と感化されてしまった。
よし、作りましょう。

そういえば、どこかの一流ホテルのレストランで、絶品のフレンチトーストを出すなんて話を聞いたことがある。
うろおぼえだが、パンを卵液に漬け、それをいったん押して卵液を吐き出させたあと、反動でパンが卵液をまた吸い込み、というのを繰り返して馴染ませ一昼夜…という製法だったと聞いた。
完全に染み込ませるためには、それくらいの時間と手間がかかるってことか。
それをまんま真似するのは難しいが、作る前の晩に仕込んでも、結構染み込むのではないだろうか。

そんな仮説のもと、前日から仕込んでみる。
使った食パンは、あらかじめ四等分した。
卵液がより染み込みやすくなるように、焼いてひっくり返す時に難儀しないように。

そんな読みは、果たして正解であった。
焼く直前に卵液に浸す場合、パンに染み込み切らなくて、ボウルの中に卵液が残ることなんて往々。
ところがこのやり方では、ボウルに残る卵液は殆どなし。
断面を見ても、綺麗に染み込んでいるのが分かる。

さて、焼いてゆこう。
薄く油をひいたフライパンで、表面がこんがりするまで焼く。

といった過程を踏んだ今回のフレンチトーストは、自分作成史上一位の出来映えでございました。
完全に染み込まないがゆえの「真ん中、素のパンだよなあ…」という残念さが回避され、真ん中までトロトロ。
表面のこんがり具合とのコンビネーションが嬉しい。
いやあ、美味しかった!

このように美味しく作れてしまったため、調子に乗ってやたらと作った訳です。
難点は、浸けておく最中にボウルが冷蔵庫を塞いでしまうこと。
あとはまあ、カロリーという見地では優しくないところ。
まあそれでも懲りずに作ってしまうんでしょうけどね。

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