三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

倉敷へ

2012-10-22 09:07:24 | ちょっと遠くに行きました。
〈9月28日の食事〉
朝:カロリーメイト・チョコレート味 緑茶
昼:カレーライス アイスティー
間食:ぶどうのスムージー
夜:鮮魚のアヒージョ ソーセージの盛り合わせ ビール二種類ほど @テイキー/都立大学

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ひとり旅最終日。
行き先は倉敷である。

瀬戸内海の島々に行くにあたり、東京からなら高松まで飛んで船、というルートもあったのだが、何故岡山を駐屯地にしたか。
といえば、飛行機が苦手でなるだけ乗りたくないというのもあるが、大きな要因が、倉敷にも行きたいからなのであった。
島へも倉敷にも、岡山からのアクセスはよいのだ。

さて、お世話になったホテルをチェックアウト。
岡山駅から倉敷駅までは電車で20分弱、その上電車の本数も多い。
乗り遅れに怯えなくていいという、安堵といったら(と思ってたら、実際一本乗り遅れました)。

倉敷での目的は、散策と買い物。
駅から15分も歩けばもう、目に美しい美観地区のお目見えだ。
水路の両脇にはすらっとした柳に、白さが青空に映える蔵が並ぶ。
水路には、なんと白鳥まで…!
こんな町中で白鳥を見たことなど、今まであっただろうか。
歩くだけで心が洗われるような街である。



さて、倉敷は昔から有名な帆布製品やデニム、近頃では可愛らしい色・柄のマスキングテープと、ガーリー寄りの文化と親和性が高いものの生産が盛んである。
(正確には、デニムは倉敷駅のまわりではなく、倉敷市の中でも児島という街で盛んらしいが)
特にマスキングテープはよく買うし使うから、テープの直営店に行けたのは感激だ。
また、帆布の小物なども購入。
つくづく、物欲との闘いにもなる街でもある。

そして、平翠軒。
数年前のデイリーポータルZの記事(「岡山のおいしいものブティック「平翠軒」」)で読んで惹かれ、以来ずっと行きたいと思っていたこちらに、遂に訪問である。

平翠軒は、お店のオリジナル食品のほか、全国各地・世界各国からの選りすぐりのいいものを集めた、〈食〉のセレクトショップである。
記事のおかげで予備知識はあったものの、実際に目の当たりにしたときの、ところ狭しと置かれた食の世界には、ただひたすら圧巻。
そのどれもこれもが、今まで見たことがないようなもの。
手当たり次第欲しくなってしまって困り果て、一度店を出て昼食を摂り、冷静になってから再訪したほどである。
候補を絞って絞って数点を買ったが、もう少し買えばよかったと今さらながら後悔している。
いや、また行こう。



その後、雑貨屋を巡りカフェ休憩もし、最後には渡し舟で水路を巡って、フィニッシュ。
渡し舟の上では、船頭さんから街や蔵の話を聞いた。
歴史を知るか否かで街の姿は変わって見え、貴重な体験だった。

岡山から、東京への新幹線に乗る。
戻ってからの夕食を同居人と摂ったせいか、早くもこの旅は夢ではなかったかと思えてくる。
が、土産物や写真を見れば、紛れもなく私はそこにいたわけで。

瀬戸内海の島々、また行きたいな。
日にちと場所を吟味した結果、今回は駐屯地にしてしまったけど、岡山市内もゆっくり回りたい。
うむ、何度でも思い出したい、いい旅であった。

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