三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
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カニにひれ伏す

2012-10-24 08:53:04 | いただきました。
〈9月30日の食事〉
朝:柚子生姜ベーグル(倉敷のMUGIで購入) コーヒー
昼:カジキマグロと野菜のガレット アイスティー @ガレット&クレープ SO/自由ヶ丘
夜:カニしゃぶ 鯛めし(伊豆土産のキット使用) 刺身サラダ 日本酒

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振り返れば、この日は中々に書くべきことが多い一日なのであった。
倉敷で買ってきたベーグルが美味しかったし、初めて行った自由ヶ丘のガレット屋さんも美味しかった。
だが、それを翻すほどの強力なタマが…カニなのであった。

カニ。
この一ヶ月ほど前に、実家が日本海側にあるひとから頂いたものである。
もう少し寒くなって、日本酒と合わせたいような季節になったらいただこうと、冷凍庫に保管していたのだ。

この9月30日時点ではまだまだ暑く、その望ましい季節にはまだまだだったのだが、何故開ける気になったかというと「食事の用意をするのが面倒だから、一品でも楽をしたくて」である。
おまけに解凍するまでろくに確かめず、剥き身・非加熱のしゃぶしゃぶ用とはついぞ思わなかった。
加熱済みの殻がついた脚をもらったのだと思っていた。
カニを全然有り難がっていない不届き者である様が伺いしれよう。
つくづく罰当たりである。

カニしゃぶだとは思っていなかったから、大慌てで出汁を張った鍋やコンロを用意し、つけ汁をありもので工夫して…と、結局一大事になりながら、食卓完成。
ささっと湯通しして、食べてみましょう。

一口頬張るなり、前述のような気持ちでカニに向き合っていたことに、深く陳謝した。
軽んじてごめんなさい。
なんなのこれ超美味しい。
旨味の集合体が、口に入れた途端に溶けてなくなるような柔らかさ。
日本酒との相性は言わずもがなで、日本に生まれた上に成人で酒が大丈夫な体質で、本当によかった。

うわあ、カニって凄いんだなあ。
人気のほどが、ようやく理解できたように思う。
以前、「海老とカニは付き合うなら圧倒的に海老」と、二者を擬人化してまで語ったことがあるが、前言は撤回だ。
とはいえカニに軍配に上げるということではなく、海老も海老で物凄く魅力的だから困る、ということ。
嬉しい悲鳴とはこういうことなのだと思う。

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長くいただいた夏休みもこの日で終わり。
エネルギーをもらったところで、また明日から頑張りましょう。

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