三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

続・それを求めて奔走したのだ

2012-12-04 23:26:57 | 食日記
〈11月4日の食事〉
朝:チョココロネ スコーン(以上二点、キィニョンで購入) コーヒー
昼:ホタテのカレー セットサラダ コーヒー @杏/大岡山
夜:冷凍グラタンなど

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青いビニール袋かセロファンか、色を塗って自作するか?という選択に迫られた、牛乳ビンのビニールキャップ。

引っ張っておいて何ですが、あっさりと青いビニール袋を使うことに相成りました。
「そんなに透けないですよ?」という店員さんのアドバイスとは裏腹に、充分薄いし透けたのである。
セロファン案も色づけビニール案も実際は厳しそうだったから、予想がいいように裏切られて良かった。

さて、こうして手に入れたビニールキャップと牛乳ビンとを使い、撮影である。
ビンにはオリジナルのラベルを貼り付けて。
このビンは一本しかないから扱いは慎重に。
自宅を撮影スタジオと化し、昼から22時まで使ってみっちりと。

こうして作っていった写真は、実はこの段階ではプレゼンで、使われるかどうかは天のみぞ知るという感じだったのだが。
無事に採用が決まり、ほっとしたし本当に嬉しかった。

といった写真がばばんと使われたデザインはとある書籍の顔として、通販を先行に12月下旬、一般発売としては1月下旬に日の目を見ますよ、と小さく宣伝。

ところで牛乳ビンだが、奇しくもデイリーポータルZでも取り上げられていた。
記事の本筋ではないところでビニールキャップについても触れられていて、やはり衰退し、ペットボトルのラベルのような密閉フィルムにとって変わられているらしい。
その動きは一昨年ぐらいからとのこと。

デイリーポータルZ『銭湯に牛乳があるのは、北大生のリクエストから?』

そうか、その間全く気づくことは無かったな。
こうしている間にも、ひっそりと消えゆく物は沢山あるんだろうな…と、妙に感慨深くもなるのだった。

あの蓋を探せ

2012-12-04 10:59:46 | 食日記
〈11月3日の食事〉
昼:冷凍ピザ、カレーコロッケ、グラタン
夜:銀のさらの出前寿司 日本酒

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小物を探しに、奔走した一日であった。
必要だったのは、ラベルのない牛乳ビンと、蓋のビニールキャップ。

牛乳ビンは簡単であった。
本当にたまたま、牛乳ビン型の芳香剤を持っていたのだ。
更に運のよいことに、ビンは印刷ではなくシールタイプのラベルだったから、それを剥がせばまっさらだし、芳香剤はなくなりかけだったから、残りを掻き出せばすぐ空になった。

案外難しかったのは、ビンのトップに付く、ひらひらとしたビニールのキャップ。
これが本当に見つからなかった。

なんせ、牛乳ビンで牛乳を売る場自体が壊滅的。
スーパーやコンビニでは全滅で、たまに1リットルサイズの牛乳ビンは見受けられたが、それとてキャップは別素材。
今にして思うと、銭湯などにはあったかもしれないが思い付かなかった。
このずっと後に、秋葉原の駅構内でミルクスタンドを見かけたが、牛乳ビンで売っていたものの、キャップはペットボトルのラベルのような密閉フィルム。
この分だと、宅配牛乳にもビニールキャップを望めなかったかもしれない。

話を戻すと、とにかくビニールキャップがなかったのだ。
代替品を探すしかない。
色も厚みも薄い青紫のビニールよ、君はいずこ。

まあ、東急ハンズに行けば何とかなるだろうと思って赴いたが、読みが甘かった。
どんぴしゃ、ってないもんだねえ。
ほぼ全フロアを巡りながら、苦肉の策で手に入れたのは、「いやあ、そんなに薄くないですよ…?」と店員さんに難儀を示されながらも念のため買った青いごみ袋。
明らかに材質が固いけど、色のイメージが近い照明用のセロファン。
店員さんに透ける色を聞いて選んだ油性ペン(透明なビニールに、色を塗ろうと思っていた)。

以上のもので、どうにかなるんでしょうか。
結果が出るのは、この次の日。
という訳で、この日記は翌日分にも続きます。

それにしても感じたのは、あのひらひらのビニールキャップは、終わりゆく昭和の文化であること。
何かの拍子に外れてしまうから、衛生面を考えたら密閉フィルムに移行するのも頷けるというもの。
というわけで、もしビニールキャップを見かけた方は、大切にされることをお勧めする。
画像検索した感じだと、牧場などで観光客向けに売る牛乳ビンの蓋は、いまだにビニールキャップであることが多いようだ。
私も、もう用は済んでしまったけど、見かけることがあったら捨てずにとっておくと思う。