三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

あの蓋を探せ

2012-12-04 10:59:46 | 食日記
〈11月3日の食事〉
昼:冷凍ピザ、カレーコロッケ、グラタン
夜:銀のさらの出前寿司 日本酒

---------

小物を探しに、奔走した一日であった。
必要だったのは、ラベルのない牛乳ビンと、蓋のビニールキャップ。

牛乳ビンは簡単であった。
本当にたまたま、牛乳ビン型の芳香剤を持っていたのだ。
更に運のよいことに、ビンは印刷ではなくシールタイプのラベルだったから、それを剥がせばまっさらだし、芳香剤はなくなりかけだったから、残りを掻き出せばすぐ空になった。

案外難しかったのは、ビンのトップに付く、ひらひらとしたビニールのキャップ。
これが本当に見つからなかった。

なんせ、牛乳ビンで牛乳を売る場自体が壊滅的。
スーパーやコンビニでは全滅で、たまに1リットルサイズの牛乳ビンは見受けられたが、それとてキャップは別素材。
今にして思うと、銭湯などにはあったかもしれないが思い付かなかった。
このずっと後に、秋葉原の駅構内でミルクスタンドを見かけたが、牛乳ビンで売っていたものの、キャップはペットボトルのラベルのような密閉フィルム。
この分だと、宅配牛乳にもビニールキャップを望めなかったかもしれない。

話を戻すと、とにかくビニールキャップがなかったのだ。
代替品を探すしかない。
色も厚みも薄い青紫のビニールよ、君はいずこ。

まあ、東急ハンズに行けば何とかなるだろうと思って赴いたが、読みが甘かった。
どんぴしゃ、ってないもんだねえ。
ほぼ全フロアを巡りながら、苦肉の策で手に入れたのは、「いやあ、そんなに薄くないですよ…?」と店員さんに難儀を示されながらも念のため買った青いごみ袋。
明らかに材質が固いけど、色のイメージが近い照明用のセロファン。
店員さんに透ける色を聞いて選んだ油性ペン(透明なビニールに、色を塗ろうと思っていた)。

以上のもので、どうにかなるんでしょうか。
結果が出るのは、この次の日。
という訳で、この日記は翌日分にも続きます。

それにしても感じたのは、あのひらひらのビニールキャップは、終わりゆく昭和の文化であること。
何かの拍子に外れてしまうから、衛生面を考えたら密閉フィルムに移行するのも頷けるというもの。
というわけで、もしビニールキャップを見かけた方は、大切にされることをお勧めする。
画像検索した感じだと、牧場などで観光客向けに売る牛乳ビンの蓋は、いまだにビニールキャップであることが多いようだ。
私も、もう用は済んでしまったけど、見かけることがあったら捨てずにとっておくと思う。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿