三十路の食卓

食事の記録・食にまつわるあれやこれや
かっこいいごはんも いいかげんな飯も 全ては私のリアリズム(おおげさ)

ブリトーこわい

2012-12-21 10:39:04 | 食日記
〈11月22日の食事〉
朝:トーストにカッテージチーズ+メープルシロップ ミルクヨーカン コーヒー
昼:お弁当(白米、豚とネギ塩焼き、にんじんしりしり、ほうれん草のごま和え)
夜:ソーセージのブリトー シャキシャキレタスサンドイッチ(以上、ローソンで購入) リンゴバナナヨーグルト トマトジュース

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夕食前、コンビニにて。
ブリトーが目に入って手にとって、それだけじゃあちょっと足りないかなと、サンドイッチや、ヨーグルトを。

そんな軽い理由で買い、事務所に戻ってブリトーをレンジで温める際、何気に裏返して栄養分表示を見てのけ反った。
まさかの、一品でカロリー430kcal超え。
それに、サンドイッチやヨーグルトを加算したら、どうなるだろう。
目の前がクラクラした。

問題なのはカロリーの実数ではない、と思う。
これらを「軽食」のつもりで買っていること、実際におやつとしては軽くはないが、一食分としてはちょっと足りないような分量であることだ。
油脂や粉もんで構成された洋風の軽食ではありがちな話で、「これこんなにカロリー高いの!?」と、費用対効果の悪さを呪いたくなるのはたいがい菓子パンなどである。
(ここでの費用はカロリー、効果は満腹度)
それを自覚せず、知らず知らず満腹度の赴くままに食べていたら…その先は怖くて考えたくない話である。

対して和風の軽食の代表格のおにぎりは、カロリーは高いものでもせいぜい200kcal前半。
2つ食べて、ようやくブリトーとどっこいどっこい。
それでいてブリトーよりも満腹度は高いわけで…簡単な物で済ませたいなら和食で。
そう心した方が良さそうだ。

まずは、チーズやトマトが合わせられた味を偏愛している、自分の舌を改善しないとなあ。

郷愁をよぶ白

2012-12-21 08:38:44 | こんなものを食べてみました。
〈11月21日の食事〉
朝:ピザトースト コーヒー ミルクヨーカン
昼:お弁当(白米+ゆかり、ウィンナー、ほうれん草の卵焼き、鶏とレンコンのいためもの、キャベツのコチュあえ)
夜:もりそば イカソーメンのタラコワサビ和え アボカドのタラコ和え 日本酒

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懐かしい予感がするものに出会った。
ところは、新潟県のアンテナショップ・表参道ネスパスにて。
それがこの「ミルクヨーカン」である。

牛乳と砂糖と寒天で作られた、「ミルクプリン」よりも固めの、ゼリー状のデザート。
我が家では、「牛乳かん」なんていう呼び方をしていた。

そう、実家でもよく年末に作ってもらっていたのだ。
おせち料理を作る際、その一環で羊羮を作っていたのだが、余った寒天を利用して作られたいたもの。
プレーンな牛乳+寒天なときもあったが、嬉しかったのが缶詰めのミカンが入っていた時。
キウイのスライスが入っていたときもあって、それは母の実家の庭で採れたもの。

一辺20センチくらいの四角いパットに入れて作られ、固まったら、二口ぶんくらいの大きさの格子状にカットされる。
それをスプーンで掬い上げるから端の方は崩れてしまって、あまり綺麗に盛り付けられなかったけれど、とても美味しかった。
そんなことがまざまざと思い出される。

どの場所も均一な味のようでいて、一番美味しかったのは角の部分。
パットとの接地面であり、包丁を入れたところとは比べ物にならないくらい滑らかなのだ。
それを舌で滑らせるのが好きだった。
今回食べたこの「ミルクヨーカン」もやはり角のところが一番美味しく感じられて、金属製のパットと紙パックとの差はあれど、自然に出来る直線の方が、包丁による直線よりも滑らかなのだと気付かされる。

記憶の中の牛乳かんよりもこちらの「ミルクヨーカン」の方が柔らかいし、味だってきっと違うのだろう。
けれど、あの頃を舌の上に蘇らせるのには充分だし、何より美味しかった。
またこの味に会いたくなったら、表参道ネスパスに行こう。
そして、今度の帰省の際には、作ってほしいと母にねだろうか。