ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***今回は我慢我慢の旅でした、でも旨い店もめっけ! 1/3 近江・伊賀・猿投 2003.5

2013-12-06 17:13:14 | 旅日記

 ゴールデンウィークは今回で3年続けてとなる近江から伊賀への旅にまたも、今年は暦通りなので3日は大混雑が予想されたので2日に有給をとってしまった。3、4日は神戸に住む女房の妹夫婦も合流する予定で、近江から信楽と伊賀阿山と一緒に巡る予定なので、その前は近江の一部だけをうろついて近江八幡の国民休暇村に泊まり、最後はまた我々だけで天然ラドン温泉で効能が高いという豊田市にある猿投温泉に泊まって早めに横浜に帰るという計画を立てた。

 朝6時半に我家を出発し青葉ICから東名に乗って一路長浜を目指す。途中久しぶりに三ケ日SEに入ってちょっとだけ浜名湖の景色を楽しんで休憩を、数回ほど利用した国民宿舎<民間委託になったらしい>をパーキング側から眺めれば、やはり絶好の場所に建っているもんだなぁと。でも今度はここ遠江ならぬ本家近江の琵琶湖を望む宿に泊まるので、最終日は湖は避けて内陸側の猿投にしてみたのですよ。

                             頂上に国民宿舎のかんざんじ荘が

 休日ではないもののトラック類は比較的に少なくて、観光目的らしい乗用車が多い高速を事故にも出合うことなく順調に走って、ほぼ11時には長浜駅西側の市営駐車場に車を駐めることができた。

 黒壁スクエアはもう4度目になるのでサッと一回り、とその最初はまず腹ごしらえと近くの親子丼と鳥鍋で有名な鳥喜多の開店11時半の5分前に行けば、もう8人程の行列の後とは。開店となれば我々の後ろにも列ができ始めていて、最初から満席となって外に待ち客が残るという人気には、これは期待が膨らんじゃうよね。親子丼550円を頼んで待てば、若女将は入店の順番をよく覚えているらしく、注文が前後しても並んだ順に料理が出てくるといおのは感心しちゃう。周りを見れば、カツ丼やうどんなどもあるがほとんどが親子丼の注文らしい。人形町の玉ひでのシャモを使った親子丼はあれだけの行列ながら次々と作られて出てきたが、こちらはこれも親子らしい二人だけで作っているのでやや間が空いて、注文してからしばし待たされるのはやや難ですな。肝心の味の方であるが、代々当たり前に作り続けているだけという通り、関西らしい薄味で生卵が一つ乗ってフワフワな食感に、柔らかくサッと煮たらしい鶏肉には文句はありませんが、玉ひでの絶品には及ばないと思うのは僕が関東人だからでしょうかね、それともシャモ肉という肉の違いなのかもしれませんな。シャモに対抗するにはここ琵琶湖周辺は本鴨が有名で、でも本鴨はもっと高いだろうからオイソレとは使えないですかね。また時期は冬場なので残念ながら本日の宿でも鴨は3月までとか(4月からは近江牛が目玉になるとか)、一度機会をみて鴨の時期に来てみたいものだが、でも信楽など冬は寒いらしく陶器市もないしで、他にもう一つぐらい目玉になるものは無いでしょうかね。食べ終わって外に出れば行列はもうかなりのもの、こりゃぁかなり待ちますぞ。

 黒壁スクエアでは今回は女房が柿渋染の衣服とバッグや久留米絣を使った洋服の店のTuRuが気に入ったとかで、手描模様も入った柿渋染綿シャツと久留米絣端切1パックをお買上げ、その店のお母さんにその時に着ている自作の古布パッチワークのチョッキを誉められたのがよほど嬉しかったのかな。いつもながら古布類や骨董の店ではやっぱりよいお値段になっていて、見るだけで次は彦根に向かう。因みにここの西川という大きな骨董屋は麻布十番にも店を出しているので、お値段の程はそちらでも見ればなかなかなものだと分かりますよ。

                             黒壁スクエアは大通寺の門前町として発展したとかで古い街並みが残る

                             奥正面が大通寺

                             この辺りは電柱があるのが惜しい

 彦根では昨年までやっていた山野草展や骨董市が開かれていない。2日だからかと様子を見たが、もし明日からなら何らかの準備はしているはずなのにその気配もない。骨董市は第三日曜とその前日土曜という看板があったので、ゴールデンウィークは中止になったらしいですね。しょうがないのでキャッスルロードをブラブラ、女房はいと重で帰宅翌日着にして埋もれ木なる銘菓を注文したものの、来年またこちらに来るとしてもゴルデンウイークだったらここはパスしちゃいますかね。

 デパートにも出店しているたねやがとかくにあって、そこでコーヒーを飲んで時間を潰し早めに今日の宿に向かい、国有地の中に特権で建てたと思われる休暇村近江八幡に到着すれば、琵琶湖の目の前に立派な一大ホテルが忽然にいった趣で、国定公園内に東館と西館のふたつが湖畔の奥まった所を独占している、これが温泉というのも加わって人気になっているわけだ。客室は全て琵琶湖に面していて、湖内最大の島である沖島が西側直前に浮かび、その向こうは比叡の山並み、北側は琵琶湖の遠景が見通せるという素晴らしいロケーションですねぇ。今回も比叡に沈む夕日を望めることはできたが国民宿舎かんざんじ荘より山が高くて、島とこちら側とを分ける湖の間隔がやや狭いので、遠景に低く沈んでいくという情感では多少マイナスですかね。この宿の温泉は今年掘り当てたものとかで、低張性弱アルカリ低温泉は泉温31℃、PH8.3の柔らかい湯である。サウナや露天風呂もあって、長湯で暑くなれば湖からの風に当りながら垣根越しに眺めを楽しめるというのがいい。男風呂なら多少は外から見えはしても、風呂に浸かりながら湖が眺められるよう垣根を低くしてくれたらなお結構なんですがねぇ。

                              休暇村近江八幡は高さは抑えている

                              琵琶湖の夕景

 さて夕食には料金設定が3ランクあって、2500円の基本の和食、4000円の会席、7000円の近江牛(すき焼、しゃぶしゃぶ、ステーキから選ぶ)のコースから選んで事前に申し込んでおくようになっている。女房は近江牛にしたかったらしいが、最近中性脂肪が急激に増えた僕は少し物足りないなという程度の量で済ますのが一番と、君もダイエットと言ってるんだしで、基本料金2500円コースの内容でその宿の実力が分かるんだともコジツケて、これが休暇村でも通用するかどうかは別として敢えて一番安いコースで申し込ませたんですよ。宿側も商売だから売らんかなで、到着受付カウンター前やレストラン入口に本日のお奨め一品料理の掲示板が立ててあり、直前でも追加料理で頼めるようであった。さてその結果は遠来客はほとんどが近江牛コース、その他は基本か会席が半々で、出ている料理を見渡せばそれほど格差にビックリするようなものはない感じだ。お造り、鍋、天ぷらがメインなのはどこでも定番だが、それに会席には釜飯がついていたぐらい。近江牛なんぞはは人形町今半の月末セールで安く買ってよく食べているし、自分達二人だけですき焼しながら食べてもなぁとやや僻みっぽく眺めながら、二人でビール中ビンと冷酒300mlを一本ずつ開けて、最後に軽く一膳をご飯と、この位がやはり健康的でしょうと言えましたな。

                                 

                              ほかに天ぷらが

 翌朝は朝5時から入れる風呂に一番で行けば、驚いたことにサウナも最初から準備できている。サッと内風呂、サウナ、露天と浸かってまた部屋でゴロゴロと。7時半からの朝食前30分を湖畔(冒頭写真はホテル前から)の散策にあてて、戻って食堂に入れば先着順に好きな場所をというので窓側の席にやっぱり座っちゃう。食事はバイキング方式で和洋の料理がこれでもかと並び、僕は和食中心で二皿分に多種少量ずつを乗せて、洋はポテトサラダだけチョビッと、これにご飯、味噌汁、納豆、生卵、海苔に牛乳とコーヒーとなればトレーからはみ出す有様、本当にこれでダイエットしているのと女房に皮肉られる始末、我ながらこういう場合つい欲張ってしまうのが貧乏性なと情けないですな。でもご飯は軽く一膳だけで、あとはほとんど低カロリーの惣菜なんだぞと言い訳して、洋風中心の女房のハムやソーセージにそんなものはどこでも食べられるじゃないか、バカだねぇと反撃も。女房もそれ美味しそうねぇと後から取ってきた瀬田蜆の佃煮風は、丸々とした身が旨かったですねぇ、本音ではあともう一膳お粥も食べたかったなぁと。


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