ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

庄内、村上おひな様巡りの旅 四日目その2 25日(水)

2009-04-02 10:15:44 | 旅日記

 雅子様の小和田家発祥の土地をPRしていたこともありましたが、最近は街並復活事業をしている様子、骨董市なども桐生に倣ってやり始めた。三面川の鮭漁と名物鮭加工商品は昔からあまりにも有名、日本酒では有名な〆張鶴に嵐山光三郎が推奨していた大洋盛があるし食事処でも老舗がある、これも光三郎が日本一の魚屋という越後村上うおやという店もあって、瀬波温泉の先の鮮魚センターで買いこむだけでは片腹痛いわいと言われそう。

 昼はこの催し期間だけ奥の座敷で食べられるといううおやの弁当を食べる。

 

 うおやの惣菜などが入った弁当       うおやの雛飾り

 こういう街歩きでのお買物は古い家柄らしい早撰堂で愉快な形の鮭切身落雁など、200年の歴史あるうおやではハタハタ一夜干真空パック、塩鮭が天井からズラッと迫力でぶら下がる喜つ川の各種鮭加工品、道路拡張で新装なった田村酒店は村上限定醸造という大洋盛本醸造と荒走り酒粕(この高級粕をこの店で全部買占めたと言っていた)など、企画者の仕掛けに乗っていくつか購入しちゃいます。平日でも街歩きしている観光客がかなりいて結構な人気、手には喜つ川の紙袋を持っている人が目立ちましたよ。今後の一層の健闘をお祈りします。

 

   喜つ川の塩鮭つるし干し        喜つ川の雛飾り

 保存武家屋敷若林邸を見物して午後3時に車に戻って貝掛温泉までのナビ探索をしたら走行距離が250kmで4時間以上かかるという表示にこれは急げと、でも中条からの高速には乗らずに日本海側を走って新潟バイパスから関越へといういつものかって知ったるコースで5時40分には湯沢の奥にある一見宿に到着、ここでも雪が降り始める。部屋に通され、あわててひとっ風呂浴びて最終6時半からの夕食に間に合う始末。この旅館は昭和30年ごろの再建だそうで古民家風の造りになっているが本来の古民家ではなく、古いほうの客室は法師温泉と同様にトイレ無しで狭いのだがあちらのような古木を表した造作は見えない。温泉は目に効能があるというナトリウム・カルシウム塩化物泉で湯温は37℃前後とかなり温めの温泉なので露天は目だけ源泉口で洗って早々に切り上げる。あとで知ったのだが夜7時半に女性用に切り替わる源泉口の露天にはもう一つ熱めにした小さな浴槽もあったそうで、木造建物の内風呂にも当然熱めの沸かし湯がありましたしね。でも宿の歴史説明には昔は混浴の源泉風呂だけだったと書いてあった。食事処での夕食はどちらかと言うと質素に温泉での健康のためには相応しいもの、酒は越後酒処らしくいくつかの銘柄の本醸造、純米、吟醸と揃えている。僕は吟醸アッサリは好みでないのでまずは地元の鶴齢本醸造、次は昔銀座にあった頃の日本酒センターで試飲して旨かった小千谷の長者盛のにごり酒冬将軍を選ぶ。やはりこの冬将軍は女房も美味しいと飲んでいましたね、最後に塩沢コシヒカリを一膳で打ち上げ。

    

  


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