ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

庄内、村上おひな様巡りの旅 五日目 26日(木)

2009-04-03 09:27:51 | 旅日記

 起きてみるともう晴れ上がっていて、外の一面の雪景色が青空の下の新雪は奇麗ですねぇ。朝食は8時からというので6時に入れ替わったもう一つの風呂に行きじっくりと長湯する。こちらの内風呂は飲泉の配置までほとんど変わらないが、露天は源泉を沸かして冬場寒くないようにした風呂のみとなっていて、気温が低いから雪見の露天風呂とゆっくりシャレこむ。でもここの湯は源泉の温度だと微細な泡が身体にまとわりついてきるという貴重な温泉なのです。

 朝食では特に黒豆納豆が美味しかったが、昨夜より柔らかめに炊かれていた御飯はここでも二膳で我慢する。食後に最後の温泉宿だからともう一回風呂にいくと、女性用は9時から清掃だともう15分しかないと女房はプンプン、確かに8時からの食事ではせめて9時半までは入れるようにしてくださいよ。

 

 今日はゆっくりの出発でいいと10時ちょっと前にチェックアウト、三国峠には昨夜からチェーン規制が出ていたので一部にシャーベット状態のところがあるかもしれないがスタッドレスなら大丈夫と。駐車していた車の屋根やフロントには10cm弱の積雪がある。数年前の法師温泉長寿館では車に積った雪下ろしのサービスをしてくれていたのだが、コチラの方が宿泊料金が安いから自前作業となる。ただ国道からのしばし、車1台がやっとの細い道路の除雪には、パイプを敷設して穴から地下水を常時流すようにしているから雪国の秘湯は大変ですねぇ。帰りしなに湧水を汲めるところがないか訊いたらここには無いとの返事、法師にはあったのにね。ここも離れた山の一軒家だから水道じゃなくて地下水かなにかを使っているのでは。でも三国峠を挟んだ湯処では貝掛と法師は双璧と言っていいでしょう。

 もう何回も訪れている新治村須川地区にあるたくみの里にはゆっくり走ること1時間弱、この日は風が肌寒くて自転車でまわる気がしない。中心施設の豊楽館で遅朝のコーヒーを飲んでから最短コースだけ歩いて一周したが、この日は休んでいるたくみの家が多かった。農産物直売所でも作物は少ないから女房は少しばかりの買物、僕は横浜の家と信州の山小屋に地植えしようかと福寿草と雪割草が安かったから買った。そういえば新潟県は雪割草が盛んな土地だったから村上の町家の前などに立派な品種の花が見事に咲いていたな。

    

 昼は里から降りてすぐの五郎兵衛やかたという古民家を店にしているうどん屋に始めて入る。セット定食の御飯は要らないからと五郎兵衛うどんなるものを注文したら、上州名物おきりこみ鍋でした。こういううどんは女房の好物なのです、よかったね。そのあとは近くの道の駅太助の郷に寄ってみれば定休日、数年前のこの時期にカタクリが安かったので買おうと思ったのだが残念でした。

    

 次も何度も来ている月夜野びーどろぱーく、2階にあるここの作家作品コーナーでは僕が一つだけ持っている宮田高志の作品を多く展示していました、この人の作品は繊細さが持ち味ですね。もう買う物もないなぁと一回りしてここを出る。なだ帰るには早すぎるかとびーどろぱーくに置いてあった観光パンフレットで見て、高崎にあるシルクの里まで一般道で向かう。途中に昨年も立ち寄った道の駅こもちでも、農産物や今晩のおかずになるようなものを仕入れ、ここでも日本サクラソウなどを買ってしまった。4月末に信州に出掛けるまで大事にしないとね。

 シルクの里はポツンと離れたところにあって、天皇陛下夫妻も訪れたときの写真が飾られていて由緒正しいようです。群馬の養蚕業の歴史と今の展示を一回りして見物して売店コーナーに来たら、女房は端切れを打っているのを見つけ安くて吊るし雛作りにも使えるとお買上げ。まぁ今回はお土産にはあまり使わなかったものの、入場料がかなりかかったなぁと話し合う。もう午後4時を過ぎ、ここからは前橋ICから関越に乗って一気に帰路に、練馬出口手前で事故渋滞が少しばかり、それとナビで環八が渋滞表示となっていたので裏道を使って夜7時半過ぎの帰還となりました。女房はこれだけお雛様を見られて幸せと大満足の旅でありましたが、まだまだ見切れない場所があったからまたの機会を考えましょう、それに遊佐では山側には行けず湧水を汲めなかったしね。

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