
雨も午後から上がったからと山荘周辺の自生している桑の木を何本か巡って黒く熟した実の採集作業、桑の葉には切れ込んだものと丸いものと二種類があるんですね、野生の木だから実はどれも小さ目だけど、切れ込んだ葉で枝を横に広げている木は低い場所で採りやすいのと、心持実の大きさでも勝っているようですな。冒頭写真は実の生っている桑の木である。
女房のジャム作りの手伝いで約1時間半ほど、大小の二つの金網籠いっぱいまで10本ぐらいの桑の木を巡って、まだ赤い実は熟していないから黒いのだけを選んで、この作業中には汁で掌がベッタリと赤く染まってしまってあとで洗ってもなかなかとれない、それだけ強い色素をもっているわけだ。子供の頃に口の周りを真っ赤にして帰ってきて、桑の実を食べたことがすぐバレてしまったという記憶があるという人は、僕の年代の田舎育ちだと多いのでは。
別荘地周辺では桑の実を採っている人なんぞは見掛けたことが無くて、我々は変な奴だと思われたかもしれませんけど、変なのは我家のゴン太も同様で、我々が上の実を採っている間に、下に落ちた実を探して食べているんですよ、犬も甘い実で美味しいと分かったんだ。
収穫中
ゴン太は落ちた実を探して
この日の収穫量
家でゴミを洗ってから砂糖を掛けて解けるまでそのままに、本当はヘタをとった方がいいんだろうけど昨年も面倒でこのままでジャムにしたら、煮詰めればそんなには気にならなかったからと、桑茶があるぐらいだからむしろヘタの効用があるかもね。
どうせジャムを作るならと農産物直売所で早くもラズベリーがあったのを見つけてそれも2パック買ってきていて、一緒に三つの鍋で女房はセッセとジャム作りをしていた。
鍋三つに分けて
ジャムの完成
かくてこの日のジャムはラズベリーが中型瓶に一つ、桑の実ジャムは小瓶三つに大瓶の半分まで、まだ数日は滞在するからまたもう一回は桑の実ジャムは作るんだそうで、この大瓶をいっぱいにしてあとどのくらい小瓶が増えるのか、横浜に帰ってからご近所さんに少しはお裾分けをというつもりらしい。
瓶詰完了
農産物直売所にあったジャムの値段表には桑の実は一番高い値段となっていて、これは材料代よりも手間賃でということかもしれませんな。
桑の実が)一番高い