
午後も1時半を過ぎてそろそろ横浜に帰ろうと、でも高速で一気には走らずに初日にも通った一般道の会津西街道R121で久しぶりにノンビリ行くかと、この道筋には本郷焼の窯元が集まる所や今や有名観光地となった大内宿などがあるのだが、もう何回も訪ねているので立寄らず、福島から群馬へと緑濃い峠越えのドライブを楽しむことに。
でも道の駅などがあると寄り道してしまうのが常で、まずは湯野上温泉のある下郷町では物産館にて停車。昼に食べた会津地鶏の里とあったが、大々的にその肉を売っているようには見られないのは何故だろう。あとで調べたら一羽セットで扱っているらしく、それでは二人だけの家庭では多過ぎてなかなか買えませんな。
下郷町物産館
桧枝岐、舘岩村からのR352が合流する会津高原駅あたりはもう福島と群馬の県境で、農産物直売小屋が並ぶ場所を通り過ぎると道の駅たじまがある。ここにも立寄ったら山野草を販売しているテントがあって、シラネアオイやヒメサユリなどが安めの値段で沢山置いているのには、これらもバイオで増やせるようになったのかな。初日の道の駅日中では置いていなかったヒメサユリは、もう一回軽井沢に植えてみようかと買っておいた。
道の駅たじまにも地元直売テントが
苗はゲイビアヤメ、ヒメサユリ、ギョウジャニンニク、ヤマホロシ
福島と群馬の県境から塩原あたりまでは紅葉の名所だから、新緑後のこの時期も緑がさわやかに目に染むドライブルートで、渓谷沿いの道が多少はややこしくてもそれ以上に景色が補ってくれて、そして日光に入れば杉並木(冒頭写真)を走って平地に出てきてもうすぐ先が宇都宮だ。宇都宮は車が渋滞することが多かったという記憶だけがあって案じたのだが、ナビ教える東北道宇都宮ICに迂回して立体高架の道を走ったら、アッという間に市街を囲む環状道路の西南部郊外に出て、目的地の幸楽には5時前に到着した。
県境付近
店は4時半から夜の営業ということで、もう席待ちの人達が入口前の椅子に何人も座っていて、駐車している車を見たら県外ナンバーも多いのには驚かされる。この店は分かりにくい場所にあるのによく見つけてくるもんだねぇ、これもナビがあるからなんでしょうな。こんなに人気店になったのを象徴するように、外の待合場所には屋根架け工事中で、かなりの大人数が詰めかけても半室内で待てるようにしていて人気がわかる。隣には餃子を作る工場まであるから、食べる人に加えて持ち帰る人も多くて大繁盛ですなぁ。宣伝に今の店主の母の味を受け継ぐとあったが、20年以上前にはお爺さんの同名のオンボロ店が別の場所にあって、その店でも水餃子が旨かったものだ。耳が遠くて注文するのに難儀だったし、年寄りでスープの味には日によってバラツキはあったが、ルーツは中国から移り住んだというそのお爺さんの味なんだろうと思う。
本当は水餃子と焼き餃子にラーメンも食べたかったのだが、スープ物二つは多過ぎるtからと僕は水餃子に焼餃子は二つにして、女房にはずっと腹がもたれていると言っているのによく食べられるわねなんて皮肉られてしまったが、ここの水餃子は格別でそれを二つでも良かったんだけど塩分過多をこれでも気にしているんでねぇ。
幸楽には外に屋根を増築中
メニューはこれだけだが安いなぁ
水餃子というがスープ餃子
焼餃子
家路には鹿沼ICから東北道に入って順調に首都高速まで、首都高は板橋JCTではやや渋滞があったものの竹橋JCTはそんなでもなくて、夜8時過ぎには無事帰還と、ちょっとしたつまみでワインをやって、実にこの四日間は喰いすぎでしたなぁ。