この前の湯呑の続きとして日本茶を入れる急須についてを、その急須のメッカ常滑ではこの急須の文字を嫌って茶注と書くようだが、冒頭写真は常滑では別格の故3代目山田常山に継ぐ造り手だと思う小西洋平の作で、直接窯元を訪ねて購入したもののまだ未使用である。
常滑はもう何回も訪ねてやきものの散歩道を散策している、焼物の街の雰囲気はずっと変わらずで好きな土地柄、でも中部国際空港ができて海側の風景や交通状況は変わってきているようだが、新しいものをいい方向に加えている気もする、昔の旅日記はコチラに。
茶注作りは部品が多く大変に手が掛かるということで、中の茶漉しの網なども昔から手作りしているのはもう常山さんとワシぐらいと話していたが、常山門下では手作り茶注の会なるものがあって、そちらでは伝統を守っているようだ。
茶注の出来の良否は蓋の摺り合せ、取っ手と注ぎ口の角度、茶漉しの穴などと講釈がうるさいぐらいにあるようだが、全体バランスのチェックには次の写真のようにして自立するかどうかを見るようにと言われた。
2009年4月からの一部修正での再掲です