毎年8月に旧軽井沢公民館で開催される蚤の市、今年も1日から25日の日程で始まっている。1日から3日は横浜に帰っていたから戻ってあまり間を空けずにと、それにお盆になると旧軽周辺の駐車場が混むこともあって6日に出かけてみた。
10数店の和洋骨董アンティーク店がここに寝泊りしてほぼ一ヶ月を送るのだが、毎年出店の常連メンバーが多くて、1/3弱ぐらいが昨年と代わっていたかな。ゆっくりと一回りして全部を見て廻ったのだが、毎年なにかしらは買うのだけれど今年は僕の琴線に触れるものが無かったから冷かしただけでオシマイ。
ただ一つだけ見つけて興味が湧いたのは、この前アップしたオキュパイドジャパンのコーヒーカップと全く同じ絵柄のこちらは日本茶用セット。説明ではダブルフェニックスという西洋の伝統図柄に倣ったものなんだそうだ。裏を見たら日本茶用だから当然に輸出用ではなくただのジャパン表示、それにカップには記載が無かったNIKKOという会社名が入っていた。調べたら石川県にある前田の殿様も出資創設した明治創設の日本硬質陶器㈱というメーカーで、西洋アンティーク愛好家にはノリタケに対抗する昭和レトロの器としての人気があるようです。絵も色合も全く同じということはカップもNIKKO製でしょう、従ってこの前有田かと書いたのは間違っていました。またアイアンストーン硬質陶器というものは磁器に見えるが陶磁器と陶器の中間のものとあって、透明性がないんだそうだ。
数年前までは骨董市の大御所の名物お爺さんが一番奥の大広間の一郭に品物を並べ頑張っていたのだが、ドクターストップがかかったということで見えなくなって市全体が寂しくなった感じがするのは僕だけかな。
期間が長いので途中で補充するケースもあるようだから、もう少ししてまた来ましょうかね。