女房にもう身の回りの整理に入るべき年齢だから買い増やさないようにといつも言われているのだが、少ないお小遣いのヤリクリでやっているんだからと僕はまだ頑張っちゃうのです、この夏の1ヶ月ばかりの間に買ってしまった戦利品を、一部は以前に書いたものと重複するがここに陳列する。
まずは7月末に書いた追分馬子唄道中まつりのフリーマーケットで、ついつい買ってしまった明治物の皿2枚とアイスクリームカップ2個から。
左は瀬戸右は有田
色違い2個
旧軽井沢公民館の蚤の市では一つだけ、冒頭写真の藍染の山水図の輪花尺皿、絵柄自体はよくあるものなのだが外周部の濃い部分に墨弾きの手法で細い白抜き線模様が面白くて、一箇所だけ直径5mmほどの茶色がかった窯傷の丸いシミ付があるからか、思いのほか安かった。
8月のお盆明けに修理に出した桐箪笥を引取りに行って、修理済みで展示してあった砥粉仕上面に黒い金具が鮮やかに映える小型桐箪笥を女房が気に入って買ってしまった、金具類は新しいものを取付けているのだが、こういう無垢材は仕上直しをすると見事に再生するものですねぇ、寝室に置いて整理ダンスに使えるからとは本人の弁なのだが、自分だって衝動買いするじゃないですか。
信州骨董博in佐久では珍しい黄瀬戸らしき鉄絵山水図の蕎麦猪口を見つけた、この色合のものは瀬戸の行灯皿で見かけるものだが、蕎麦猪口となると初めて見た、一度に数十個出てきたとかで、この手のものは4個だけあった中から絵柄が一番気に入ったものを選んだが、ほかにもどれも同一値段という古伊万里の古い形の高台を持つ染付、トロリとした生掛け釉薬も古い手、写真では筒型に近く見えるのは写真方向のせいで、口の方がかなり拡がった形も古いのだが普通よりやや大振なものを選んだのが正解だったかは微妙ではある、この手で本物は数万するものもありもっと小さいものが多いので、これが1/10というのが不可思議ではある。
骨董博ではほかにアッと驚いたのが、世田谷ボロ市で買った犬山乾山の猪口と同じ絵柄のもっと大振なものがあったこと、松本の業者も犬山焼だと思うと言う、名古屋に近い業者だからか知ってはいたようですが交渉でお値段は半額近くまでしてもらってこれも購入、こちらの方が大きいからか色付けがしっかりしている。
左はぐい呑の大きさ
最後のおまけは白薩摩の御神酒徳利の片割れと思われる1個、これ最初の値段札の1/6にまで負けてもらったぞ、貫入が細かく入った地肌に細かく草花の絵が描かれていて、帰って早速に山荘のトイレ内に飾られた。
2009年9月からの部分修正しての再掲です、この当時からは十数年、今はさすがに控えるようになっておりますが