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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

軽井沢の山荘や周辺に6月上旬に咲いていた草花 前半

2013-06-13 16:46:59 | 信州日記

 6月上旬の山荘の庭と周辺に咲く草花は派手な色合いのものは少なくて、林間などにヒッソリと花を付けているのが多いようだ。さしずめ溌剌とした春から燃えるような夏に移り変わる途中を、新緑の下で静かに隠れつつ繋いでいるかのような花たちといったところだろうか。

 まずは山荘の庭に咲いているものから。

 赤や黄花のイカリソウはもう花を終えてしまっているが、遅れて咲いてまだ花が残っていたのは白花のイカリソウ、これは特に日陰の暗い場所にあったからだろうが未だに花を残していた。園芸店で買ってきたのを地植えしたものだ。

                              白花イカリソウ

 山荘の日陰や周辺の林間で小さいながらやや鮮やかな青い色の花をつけているのがルリソウ、でも暗い場所に単独で生えている感じだから目立たない。この写真は庭のもので、いくつかは離れた場所に種で株が増えてきている。軽井沢植物園ではこの仲間だという紫根染めの原料となったというムラサキの花を見てきたばかりだが、よく見ればこちらのほうが花はキレイ、また植物園で咲いていたワスレナグサよりも素朴か。

                                    ルリソウ

 ジエビネも株が増えてきていてこの写真のあとにも花芽を出してきたものもあるが、どれもこの花色でもともとの原種はこういう花だと思う。エビネは園芸種であろうが華やかな色で大き目の花を咲かせるものもあるが、そういうのはどれもご立派なお値段で取引されるように愛好家が多い東洋ランだ。この前に千葉は鴨川で展示していたものは見事な花を咲かせていたな。

                                ジエビネ

 ホウチャクソウは横浜の庭で増えすぎたのでこちらに移植したもの、寒さのせいか幸いにこちらでは今はそんなには増えてはこないが、今後はどうなっていきますか。キバナホウチャクソウも植えたはずだがそちらは見えない。

                                  ホウチャクソウ

 同じくユリ科の植物のアマドコロも、これとよく似た植物ではナルコユリがあるが、茎が角ばっていてザラつくから丸くてツルリとした茎のナルコユリとは違うのが分かった。これは山荘周辺の各所に自生もしている。

                               アマドコロ

 スズランは周辺では自生のものなのか、もっと小柄の個体で花も小さいものを見掛けたこともあるが、これは園芸店で買ってきたものを地植えしたものだと思う。でも横浜のご近所さんの庭で咲くものよりも茎が長くて葉が上で広がっていて、自生のものに近い葉の形ようではある。

                                    スズラン

 植物園で職員に教えてもらってやっと正式名が分かりました、この全体が緑色の花は正式にはコウライテンナンショウということである。マムシグサとはテンナンショウの仲間を総称して言う場合とオオマムシグサという正式種類名の場合もあるんだそうだ。

                                  コウライテンナンショウ

 こちらは頂部が黒っぽいオオマムシグサと似てはいるが、それよりもホッソリ小型の花で、軽井沢で見つけられたというカルイザワテンナンショウというらしい。横に伸びる花の頂部の先端が特に長いというのも特徴だそうだ。

                            カルイザワテンナンショウ

 5月の滞在中に蕾が出始めだったシュンランにはまだ花が残っていた。普通はもっと上に伸びるはずなのに軽井沢では寒すぎるのか縮こまっているみたいだね。

                              シュンラン

 日向ではやはりやや華やかな色の花が主流となって、ジュウニヒトエとサクラソウの遅れて残っていた花が競い合っている。ジュウニヒトエは一株からドンドン増えてきたもの、サクラソウは濃い赤とピンクの二つがあるが白花はまだ植えていない。これらはどちらかというと春の花で、ここではほかよりも遅れて咲いたということでしょう。

                          ジュウニヒトエとサクラソウ

                     上の写真の花の拡大

 チョウジソウは昨年に地植えしたばかり、思いのほか背丈が伸びたし繁茂していてきていて、いずれは株分けするなどして調整しないといけませんな。これは植物園でも群生するように育っていた。

                                       チョウジソウ

 5月から咲き続けているのがタツナミソウ、これも日向でドンドン増えるが軽井沢では背丈方向に伸びないので、当分はこのままで絨毯状に増えるに任せていくことにする。花は紫と白花と二種類が見え、乾燥にも強いようで道路沿いにも株分けして植えてはいるが。

                             タツナミソウの花の色違い

 もう花が終わりかけなのがアズマギク、昨年も一輪だけで増えてくれていないし、株の全体が細いままでどうしたものですかね、根が張って来れば増えてくれるだろうか。

                                            アズマギク

 この5月に地植えしたばかりのオガワキキョウが一年目から花を付けてくれた。小川さんという人が交配で新しく作った品種で、花が大きいのが特長だそうだが確かに全体比率からも、でもハルリンドウやフデリンドウほどに花の比率は大きくない、そういえばキキョウというがややリンドウにも似たような花の姿ですな。

                                 オガワキキョウ



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