ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

時たま通る小諸市内で鰻を焼く匂いがたまらなくて

2009-09-12 09:18:47 | 信州日記

 9日から日曜日までの予定でまた軽井沢に来ているのだが、昼間は日差しが強くて暖かいのに夜はかなり冷え込む、秋だねぇ。一昨日はデッキの防腐塗料塗りと芝生を刈って一日過し、昨日は小諸のあぐりの湯に入りがてらに、市内の鰻屋藤舟に立寄ってみた。

 この店の前はここ数回あぐりの湯の行き帰りの途中で信号待ちする本町交差点近くの場所にあって、いつもいい匂いがフンプンと漂ってくる。店の斜め向い側は本陣があった所で、前面の坂道道路を登れば昔の街並が残る本町通り、下れば懐古園や布引方面となる昔の街道筋にある。小諸はどこも坂道になっていて、浅間山の山麓傾斜に拡がる町だと実感する。

 ネットで調べたら東信地区で旨い鰻屋はこの藤舟と上田の若菜だという評判があった。それでは昼飯にと初めて立寄ってみたら、かなり年季が入った感じでカウンター以外は全て畳席というレトロな店、1時過ぎだったのにかなりの入りと人気があるようだ。鰻重の値段を見たらこれはこれはという並840円から中、上、特上1780円までの300円きざみと至って安く、これで肝吸いとお新香付きなのだ。まぁお初だからと特上は遠慮して二人とも上を頼むと結構大きめな串を焼き始めた。しばし待つのは鰻屋の常だから昼からビールを注文する客もいるわけだが、運転ベタの女房にはあまり任せられないと僕は昼はまず飲まない。出てきたお重の中の鰻はこれで充分という大きさ、特上だともう少し肉厚になるのだろうね。炭火焼ではないものの柔らかくて普通に美味しい、この値段で頑張っているのが素晴しい、これから何回か食べに行くことになりそうだな。

    

 この店の前の道を下って川を渡り高台にまた登ってすぐのあぐりの湯に行けば配管修理工事中で休業中。では御牧乃湯に行こうと坂を降りる途中で通り過ぎようとした元国民年金健康保養センターが、只の布引温泉こもろの看板となっていて民営に変ったのですね、ここにはまだ入ったことがないと外来入浴することに。それに実は、この温泉から上のあぐりの湯に引き湯しているのだから、こちらが本家本元というわけ。内湯は大きめの2浴槽で多少の温度差があり泡とジェット付き、その先一段降りた露天風呂からの浅間山の眺めはこちらもお見事(冒頭写真はロビーからで右側に露天風呂の囲いが見える)だが川沿いの断崖が目線の高さで裾野の広がりの眺めはあぐりの湯の方がいいかな。こちらにはサウナ施設が付かないのと農産物直売所が無いだけで、温泉そのものはあぐりの湯より濁りがあって源泉からの湯はトロみが強いから、泉質が濃いようだ。泉質試験表示看板にはナトリウム塩化物泉、PH.33、泉温38.1℃、蒸発残留物1328mgとあった。あぐりの湯が休みなのにそんなのは混んでいなかったから、普段はもっと空いていそう、これなら温泉フリークにはこちらの方が捨てがたい。女房も思ったより良かった、何でいままでここに来なかったのだって。

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