ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

娘のインド旅行からのお土産は素朴絵画(マドゥバニー・ペインティング)

2023-08-19 09:30:00 | 工芸絵画骨董

 フランスから2年ぶりに一時帰国してきた長女が、半年ほど前に出張でインドに行くとメールがあった際に、インドの一地方で描かれている素朴ながら生命観溢れる絵を買って来てくれと注文していたのだが、忘れずに持帰ってくれた、たまたま読み終わったばかりの文庫本インド素朴絵画で知ってこれは面白いと感心しちゃったからだ。

 本ではマドゥバニー・ペインティングと書いてあったが、伝統的に描かれている地方名を付けてミティラー・ペインティングとも言うらしい、インドでもチベットに近い場所だそうで、そこの女性達だけに受継がれ描かれていると説明が付いていた、だからと言っていいか、ちょっとチベットの曼荼羅絵にも通じる要素も感じられるが、圧倒的に豊かな色彩で大胆に面白く図案化された絵画は生命観溢れている。

 読んだ本には図柄は同じようなもので色を押えたものもあるそうだが、図柄そのものがオドロオドロしい雰囲気で生き生きしているから、そちらも迫力はあるような、新潟十日町にはこれらを展示する私設の美術館があるということだ、これらの現地価格はすこぶる安いらしいから次はもっと買って来いと頼んじゃおうかな。

 冒頭写真の絵は60cm*82cmという大きさで女性らしい二人の人物と得体の知れない動物一匹が描かれ、鼻輪を付けた大きい人物は神様らしく10本の腕でいろいろなものを持ち、なかには人間の頭までぶら下げている、青い人物は動物に向って躾けをしているかのようだ、何か伝統の言い伝えがあるのでしょうな。

 小さいほうは28cm*38cmの大きさで、より可愛らしくスカートの端っこを持ち上げた一人の女性をオトナシク描いている。

 比べてみるとこういう絵は大きいほうが格段に面白いようですね。

                            

 

 娘と会うのは我々がパリに行った1年前の6月以来、魚好きであちらでは普段食べられないそうだから滞在中はなるべく食わしてやらないとね、そのためもあって浜名湖に泊まり、帰国前日に合せて焼津で魚を買ってきたのですよ。

 大きなメバルとカサゴはペロッと二日でたいらげて、さらに安いサンマ塩焼が大好きで食べたいんだそうだ。

 

2009年6月の記事の入れ替え再掲です


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