
この夏は客人にゴチになった以外ではあんまり外食はしていなくて、ほとんど毎日朝昼晩と料理したと女房はご機嫌ナナメ、昼に数回ほどサンドウィッチなど買って食べたけれど、8月お盆までは買出しや温泉に出掛ける以外はほとんど山荘で過ごすことが多くて確かに女房手作りばかりを食べていたようだと、8月後半には少しだけ外にランチを食べに、どれもお手軽にではあったが多少は女房の手間が省けましたかね。
冒頭写真のレストランゆう木というフレンチの店は初めて、R18沿いにあって以前は別の店だったがこの店名になってからもう何年かが経つ、よくこの前は車で通っていて、昼時には駐車している車が増えてきていたので気にはなっていたのです。お盆前に一度食べてみて、良かったら義妹夫婦が来た時に候補に入れようかと思っていたが、客人が帰ってからの訪問となった。生憎とこの日はシェフ一人でそうで、このあと予約も入っていて人数制限をしているとか玄関扉に貼紙があったが、でも12時前で我々が最初でどうぞということになった。店内は思いのほか奥行きがあって、南側の庭にもテーブルがあったが、虫が多いから喫煙所ぐらいにしか使っていないそうだ。
ランチメニューはメイン一つの2000円とメイン二つの3500円のコースが、我々は当然にメインは一つだけでいいからと、選べる魚と肉では二人とも肉にして僕が鶏肉で女房はポークで、これにサラダ、スープ、デザート、飲物が付いている。食べてみたところ味はシッカリしていて実質的な内容です、パンだけは旧道にある柏屋のバケットだそうだが、あとはシェフの手づくりと強調していた。サラダにあったテリーヌと冷製スープが特に美味しかったが、全体の感じでは酒田のレストラン欅を思い出した、もしも魚料理がエビかホタテだったら僕は酒田みたいにそちらを選んだはず。まだ若そうなシェフに帰りがけに訊いたら6年が経つそうだ、昼も予約できるかと訊いたらお盆やゴールデンウイークは予約だけで満席だと、常連さんにはその時期を避けてとお願いしているとか。会計時に入ってきた3人客に料理を出し終わるまで時間がかかってもいいかと聞いていて、正直そうで感じのいいシェフでしたな。
店内
前菜サラダ
パンとバター
冷製コーンスープ
鶏
ポーク
コーヒー
軽井沢では実質的で旨いという店ならトンカツがメインの侘助がいい、平日ランチのカツ丼850円は特筆もの、僕はカツ丼は日本の食堂メニューの横綱だと信じている、信州ではソースカツ丼も有名ではあるが、やはり卵とじしたカツ丼が一番でしょう。8月後半には二度こちらに、二回目にはロースカツ定食を注文したのだが、いつもアリガトウゴザイマスとSPF豚の極メロース肉をサービスで揚げてみましたと、これが旨い、とにかくこの脂身は格別ですね、シェフに訊いたらやはりこの豚はヒレよりもロースの脂身があるほうがいいと、いやご馳走さんでしたが、次回からはこれを頼まないといけませんかな、できればこれをカツ丼にしてくれませんかね。
カツ丼
ヒレカツ定食
定食のセット
メンチカツとエビフライ、このメンチも実に柔らかに揚がっている
極メロースカツ定食
SPE極メ肉ロースカツ
前にもかいたがシェフは本格的なフレンチも修業、上田ではラーメン、和食、鮨などの店も弟子に任せていた、黒板にはサイドメニューというか夜のおつまみにというようなその日の和洋の料理が書かれていて、どれも旨そうで、ここなら女房に運転させても山荘までは運転しやすい場所だから夜に来てもいいかなと思っている。
女房が好きな佐久の香琳に行ってみたら臨時休業となっていて、それでは同じ中華ながら安い美楽飯店に、ここではいつも五目焼ソバを食べるのだが、この日は僕だけが五目でもスープのソバを食べてみた。出てきたものを比べたら具は同じです、値段も同じだしで、やはり中華料理はスープにもトロミがあるほうがいいですね、これもまずまずです。周囲では近くのサラリーマンで会社の客と一緒みたいなグループがいて、全員がエビソバというのを注文していた、やや値段が上のランクでそれが地元では人気なんでしょうな。
美楽飯店
五目ソバ
五目焼ソバ
7月に青木村まで足を延ばした時に昼を食べたのが道の駅に併設のお食事処こまゆみ、道の駅はここと堀金で利用したが簡単手軽さがいいから旨さは二の次でもいいと。僕は信州では肉うどんと言えば馬肉ということは聞いていたが、ここのメニューにあったから初めて食べてみた。馬肉では馬刺しは美味しいが、火を入れるとそれほどでもない普通の味で、桜鍋を食べた時にも同様の感想であったが、あまり火を通さなければいいんでしょうか、火の通し方が分かりませんな。女房はその日のシェフの気まぐれメニューという天丼を食べていたが、これでも油ものだから多過ぎだとか、田舎では量が多いことが一番というところも多いですよね。
道の駅あおきにあるこまゆみ
馬肉うどん
天丼セット