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ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

有馬温泉を根城に湖東・篠山・奈良・京都に 第一日目前半 2010.11.20(土)

2010-12-16 18:13:48 | 旅日記

 朝はなるべく早くといっても愛犬の朝食と散歩だけはさせておかないとと4時に我家を出発、東名では明るくなって最初に休憩したのが浜名湖SA、ここまでは至って順調でコーヒータイムと朝食では僕はパンよりおむすび。旅先でのおむすびは昔から旨いものと決まったものだからね。

           浜名湖SA
 さてこの後が問題で豊田手前から渋滞が始まっているという案内掲示板、進むに連れて旧名神と新名神の渋滞距離情報を見比べ、さらに滋賀の湖東の古刹に立寄っていくことも考えて旧名神側を選ぶ。朝早くても名古屋ではいつも一宮からの渋滞に巻き込まれてしまうのは避けられない。以前には一旦名古屋市内の一般道に出てその先からまた高速に乗った記憶もあるが、今回は上限1000円を利用するからと、そんなには時間差もないだろうと思って。
 それからも米原付近から彦根では事故渋滞まであってウンザリ、そこを抜けたら先は大津まではもう渋滞はないという。11時を少し過ぎてもう昼に近いと、八日町で降りるつもりだったので改装オープン仕立ての案内があった手前の多賀SAでトイレと食事をしようということに。最近出来たこういう施設はどれも立派で、ここもモダンで大きな建物がお出迎え。さらに別棟で餃子の王将があったので、女房はまだ食べたことがないからとこちらで昼食にする。早めに入ったからすぐ座れて食べられたが、出るときにはもう満席で待つ状態、全国区のチェーン店だからハズレはないだろうから人気のようだね。食べたラーメンは背油入りで僕は好かないが、餃子は名乗るだけに安い以上のものではある。

           多賀SAの新建物、売店とフードコートが

           餃子の王将は高速のSAでは初めて見る       

 そのあとに土産物売場にも入ってみたら、女房が彦根にある和菓子店いと重が出店しているのを見つけ、早速に銘菓埋れ木を手土産にもいいからと買込んでいた。この店は何処にも支店を出していないようなのだが、ここで買えるとなると繁盛しそうだね。
 すぐの八日町ICで降りて、まずは一昨年に駐車場が一杯で時間が無かったこともあって見物できなかった永源寺に、土曜日で混雑しているようでも待って駐車して見物しようかと。インターからは前回とは違う道筋で走っていくとすぐ手前まで来ても車は混んでいなくて、公営駐車場にスムースに入れることが出来た。どうやらこの辺りの紅葉のピークは先週だったらしく、永源寺の拝観料を払っていたら、案内人がまだ見頃もかなり残っていますからと言っていたからそれで多少は空いていたのかと。でも一昨年はもう少しあとの27日ぐらいに来たはずで、今年の紅葉は途中の高速沿いでも中部や関西方面では早まっているみたい。夏が猛暑でそして残暑も続いたからこの前の東北などは例年より遅かったのに、その時には北では雪があって一時的に急に寒くなり、こちらでも一気に季節が進んで逆に早くなってしまったようだ。
 この寺は愛知川沿いの小高い丘のような場所にあって、公営駐車場から橋を渡って行く入口までの道筋も景色がいい。その手前には数軒の土産物屋の小屋が並んでいて、この時期にまだ松茸をおいている店が一軒だけあって、値段もかなり安いのには驚いた。境内はずぅっと登る坂と石段が続くがそんんなにはキツクはない。拝観料を払う総門そしてその先の山門(冒頭写真は山門を手前から)はかなり歩いた場所にあってやや平坦な場所になり、その奥には何棟もの建物が配置されているという大きなお寺で、今は合併で東近江市となってしまったが、その前は町名そのものがこの寺名だったわけだから、入って歩いてみてそれだけの大きな格式のある寺院だと納得する。

           永源寺手前を流れる愛知川

           土産物屋で松茸があったのには

           入口総門までの坂と階段    

 臨済宗永源寺派大本山とあって室町時代初期の創建だそうだが、度重なる兵火で消失し、今の伽藍は江戸時代前期に彦根藩井伊家の援助により再建されたものだと書かれていた。中でも方丈(本堂)は国内屈指の葦葺き大屋根とかで、参拝者は自由に室内に上がることが出来るのがいい。畳に座って庭園のカエデの紅葉の黄色から紅色までの色彩のグラデーションを暫し堪能する。通路以外の芝やコケ類など緑の上には色とりどりの落ち葉が散りばめられて、古刹の雰囲気を高めてくれるね。

           奥に葦葺大屋根の方丈

           方丈からの眺め

           落ち葉もちりばめられて

    

            広いからいくつか区切られた庭園があってそこも紅葉が見事

 登りでは足元ばかり見て歩いたから気が付かなかったのだが、帰り道で石の羅漢さんが岩山に座っているのを発見、かなりの数があるから五百羅漢かと思ったのだが、説明を見たら十六羅漢だそうで、でももっと多く見えたけど五百まではこの大きさの岩山にはやはり無理ですな。

                   岩山に十六羅漢、上に大勢が
 この辺りは琵琶湖東の平地から山側に入ったばかりの所で風光明媚な場所が多いから、こういう寺院が多くあって、次に立寄った百済寺もすぐ近く。この百済寺と西明寺、金剛輪寺を湖東三山というが、永源寺は別格ということでしょうな。それと三山はいずれも臨済宗の永源寺と違って天台宗だそうで、比叡山のお膝元ということもあってなんだろうね。


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