
丹波は中心地篠山と立杭焼の今田町などを3回ほど巡って、猪鍋や栗菓子を食べ、土産には時代物映画で見かける安酒一升通い徳利などや変わった造りのオブジェ風糸巻を買ってきている、今は丹波篠山と長ったらしい都市名になっていますね。
丹波は京都の背後に控える歴史ある土地で古い観光目玉も多く残っているし、焼物や山の幸などいろいろな特色があって、素朴さと雅さが交じり合ったいい土地柄でした、というわけで最初の旅では立杭焼の里で現代物をいくつか買い求め、二回目は古いものを探して一升徳利などを、三回目は初めて見る造りの糸巻をオブジェやスタンドの台にと買ってきた。
この糸巻は骨董市でよく見かける四つ枠の簡単なものと違い、一切釘を使わず組み立てたものでそうで、なんとも複雑に組み合っていて面白い造形美を醸してだしていますが、未だに電気スタンドには加工せずに置物として二つとも玄関脇に鎮座しています。
これは普通に見られる糸巻
この地の焼物では古丹波の壺の評価が高いのですが、個人蔵の古陶館には見事なものが展示されていて、何でも良いものを蒐集しようというのなら持って来た物は全部高い値段で引き取って評判にならないとダメだそうですよ、僕は安い徳利で我慢しましたが、現代物でも市野雅彦の作品などは伝統の枠を突き破っていて素晴しい、そういうものももうかなりのお値段であった。
一升徳利のほうは3回目の時に同じ店を見たらまだ残ってはいましたが、値段は2.5倍ほどになっていましたよ。
1000円均一だった丹波の一升徳利は写真の右奥の3本、その他はよく分かりませんが黄色い小さな瓶は中国のものだと思います
糸巻と言えば関連する丹波木綿も有名らしく、その古布の小さな端切れを柄見本としてパッチ風に貼り合わせたものを見つけて、訊けば地元のお婆さんが作ってもってきたとか、よくぞこんなに細かく貼ったものだと、面白いというか珍しいというか、安い額に入れて飾ってあります。
何種類の柄があるのか数えてはいませんが
2009年版からの再掲であるが加筆修正しています