
今年で第三回目の開催という小諸中心部での城下町フェスタというイベントのことを我々は初めて知って、前々から市内の一郭に古い街並みがあってもっと観光に力を入れたらいいのに思ってはいたが、やはり遅ればせながらそれらと工芸、食、骨董などを組合わせての一大イベントをやりだしたんだと、既に普段の観光拠点としては駅前を公園ガーデン風に整備してカフェや観光案内施設が整備されてきていて、さらにこういうイベント開催はいい町興しになるはずだよね。冒頭写真はまずこれを貰ってから巡ってという公式ガイドマップです。
本当は駅前からのメイン道路をホコテンにして、信州小諸ふーどまつりと骨董蚤の市を開催するという日曜日に行きたかったのだが、生憎と台風18号の余波の雨が朝から降るという予報で、それは諦めて土曜日に見物することとした。巡っての感想としては期間は8日間というのはいいとして、メインとなるふーどまつりは一日だけで雨というのは可哀そう、土日の二日間にしたらどうですか。それとその最終の二日間以外の日にも一つぐらいは目玉イベントを設けたら面白いのにと、今後の工夫とさらなる充実を期待しておきます。
今回の催しの舞台となった公式ガイドマップにスタンプラリーで巡ってという建物以外にも、最終土日にだけ公開している建物もあって、それらをガイドマップの案内番号順に写真を取りながら巡ってみた。まずは駅近くの観光交流館からスタートして、時計回りにいくつか巡って古い街並みが残るほんまち通りへと、見て回るだけなら2時間も掛からないかったかな。これで気が付いたのはこの道筋に食事処があまりないこと、日曜日はふーどまつりというからいろいろな露店が出るだろうけど、それ以外の日には店の選択肢が少ない感じ、いくつか僕も知っている店は周辺にはあるけれど、ほんまち通りには蕎麦屋とラーメン屋ぐらいで、町家館では臨時で日替わりランチカフェというのをやっていたのはそのためだろうが、メニューが毎日一つだけじゃぁねぇ。
観光交流館が観光案内所となっている
駅から連なる整備された公園風ガーデン
赤い旗が目印のスタンプラリーのスタートとなる1番は小諸宿・本陣主屋で移築したもの
キルトなどの展示
吊るし雛飾りも
旧本陣問屋の建物は何故か非公開、これを活用しない手はないと思うが
2番の山謙酒造はこの前を車ではよく通っていたが、蔵元があったとは初めて知った
こじんまりした酒蔵で、期間中は工芸品の展示販売
3番の小諸宿・脇本陣、前に見えるポストは現役であった
奥の座敷の書院の欄間は立体的な見事なもの
陶器とガラスの展示
途中にあった寺は養蓮寺、鐘楼が見える
4番の藪原邸は今回公開する建物で最も古い江戸中期の築とか
この家に眠っていた古道具を販売していた
漆器類は江戸時代のものだが陶磁器類は明治以降か
このあとは城下町フェスタのメインとなるほんまち通りに。
本町の古い街並み手前に書状集箱というのがあった
古い街並みを坂道の下側から
5番はほんまちの観光拠点となっている北国街道ほんまち町家館
陶芸教室の作品の展示販売は安いお値段で販売
裏手の庭からは浅間山から連なる山々を一望できる
6番のギャラリー神蔵歩
ムードある空間で漆器の展示
キャンイングリッシュスクールの看板がある古い商家建物、そのミスマッチがいい
ここは特別なイベント展示は無し
7番の掛川耕吉邸
8番 昔の床屋
9番 結城屋は下駄屋
ほんまち通りの突き当りには光岳寺
ほんまち通リの坂の上から古い街並みを
ここからは駅方面に戻ることになる。そして観光交流館近くまで歩いてきて、裏の抜け道みたいなところを通ると大手門なるものが現れる。その先には最終の10番と11番が。
旧小諸城の懐古園は駅の反対側だから、こちらにあるということは移築されたらしい大手門
10番 くらしかる浪漫館は蔵造り
2Fに日光東照宮の模型の展示が、なんでこんなものがと
11番 小林金吾商店
古布細工の展示など
最後の12番の停車場ガーデンでスタンプラリーのスタンプ完了を見せて記念グッズをもらう
猫バッジと絵葉書を貰って
昼は駅近くの中華以外なら蕎麦から和洋食なんでもありの、HARADAと書かれた小諸では老舗らしい店に、ここなら自分勝手に好きなものがチョイスできるからと。元は蕎麦屋だったらしくレトロな旧店舗の写真が掲げられていたが、ランチのセットメニューは蕎麦以外で4種類ほど、洋食がメインのようであったが、僕はその日のサービスランチという一番安い親子丼を、女房はパスタをチョイス、まぁ普通の味であったが安いから良しとしましょう。
真ん中がHARADA
親子丼680円
サケとキノコのパスタ野セット980円
こちらにはサラダにパンにコーヒーも付く
骨董蚤の市は雨の中でもやったそうで、当初は70店ぐらいの予定だったのが実際は40店程度になったとか、一日中寒くて大変だったとはそのあとの追分レトロ市に出店していた業者から聞いた。骨董市は雨だと、テントがあっても広げられないものがあるから、あの雨では出すに出されないものが多かったはず、よくぞ出店したもんだと、見て回るほうだってユックリ品定めできないしで、今年は散々でしたねぇ。