小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

今はなき伝説の古書店、鶉屋(うずらや)

2019年03月02日 | まち歩き
谷中にはその昔、「鶉屋(うずらや)書店」という有名な古本屋があった。平成元年に店主の飯田淳次氏が逝去し、惜しまれつつ店は閉じられた(ちょうど30年前になる!)。小生は学生時代に何度か入ったことがある。小さい店ながら詩・歌集専門の趣がある古書店で、ほかにも近代文学の初版本、落語・芸能の本などが並べられ、若造にはちと高価過ぎて敷居が高かった。と同時に、神保町ならいざ知らず、この辺りでこういう商いが成り . . . 本文を読む