小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

試詩5 たいせつに仕舞って (アントニオ・ロペスの方へ)

2015年04月22日 | 
  たいせつに仕舞って 最初に目にしたときの愕きやがてうれしさに変わり歓びというものの意味をさぐりこころの淵に芯のような種ができるたいせつに育もうと願いながら記憶の引き出しにしまうかけがえのないイノチの行く末は痛みや虚しさをともなってひそかに消え入ることもおおくいつまでも奥ふかく劃される幽(かそけ)し蕾はまだかなとのぞみたかくむすめの風をにほい抱きしめてたしかな生きる手ごたえを感 . . . 本文を読む