さて、小三治さんの登場です。
風邪気味らしく、水っ洟の話から始まったのですが(^^;)すすって引っ込むときはいいけれど、
ひどい時には、止められずに着物の上にたれたり(ごめんなさい食事中の方)するので
色々試した結果、カネボウの小青龍湯が効くとか。別にカネボウじゃなくてもいいんだけど、
ともおっしゃってました。
「そういや楽屋入りしたときに、館内放送で『青いコートと赤いコートを着た二人のお子さんを
お預かりしています』と放送していたけど、あれ、どうなったのかね?」などと気にしていらっしゃいました。
最近、色々あるから、親がちゃんと見つかったのか気になっていらっしゃるようでした。
で、枕噺なのですが、今日は話題が無いとおっしゃいました。いつもは枕噺を長くされる方なので、
本当に珍しいです。と言いつつ、ちゃんと話題がありました。
サライに小三治さんの落語のCDが付録についていた時に、出囃子が違っていたそうです。
多分、前座の時のものだろうけど、とおっしゃって、出囃子の説明をしてくださいました。
曰く、前座の時には個人の出囃子はなく、二ツ目になった時に決まるそうで、
例えば立川談志さんは、「あの町この町、日が暮れる~♪」だそうです。変わっていなければですが。
小三治さんは「二上がりかっこ」
では、落語の説明に入りますね。
長屋に空き家が一軒だけあり、長屋の連中は季節外れの道具や雨の日の物干し場に使っていたため、
大家に叱られた。
とても便利だし、そこには誰も入って欲しくないとみんなが思っていたので、古狸の杢兵衛が、
怪談話をして脅かし、追い出そうという話になった。
一人目は、「三日目の晩、草木も眠る丑三つ時。お寺の鐘が陰にこもってゴーン。
独りでに仏壇の鈴がチーン。縁側の障子がツツーッと開いて、
緑の黒髪をおどろに乱した女がケタケタケタっと笑って、冷たい手で顔をサッ」と雑巾で顔をなでられて、
悲鳴をあげて逃げ出した。あとには、がまぐちが残されていたので、寿司でも食おうかと算段していると
別の男が現れた。
今度は威勢のいい男で、所帯を持ちたいので空いている部屋を借りたいと言う。
これが、どう脅かしてもさっぱり効果が無い。
仏様の鈴がチーンと言うと「夜中に余興があるのは賑やかでいいや」「ケタケタケタと笑います」
「愛嬌があっていいや」最後に濡れ雑巾をなすろうとすると「何しやがんでぃっ」と反対に
杢兵衛の顔をぬぐって去ってしまう。
しかも「さっきのがまぐち、持って行っちゃった」
そういえば枕噺の時、前座噺と言われるものにも面白いものはいっぱいあるのだから、
前座ばかりに話をさせないで、真打が話したらもっと面白くなると思うんだけど、ともおっしゃっていました。
仲入りのあとは、明日にでも。
風邪気味らしく、水っ洟の話から始まったのですが(^^;)すすって引っ込むときはいいけれど、
ひどい時には、止められずに着物の上にたれたり(ごめんなさい食事中の方)するので
色々試した結果、カネボウの小青龍湯が効くとか。別にカネボウじゃなくてもいいんだけど、
ともおっしゃってました。
「そういや楽屋入りしたときに、館内放送で『青いコートと赤いコートを着た二人のお子さんを
お預かりしています』と放送していたけど、あれ、どうなったのかね?」などと気にしていらっしゃいました。
最近、色々あるから、親がちゃんと見つかったのか気になっていらっしゃるようでした。
で、枕噺なのですが、今日は話題が無いとおっしゃいました。いつもは枕噺を長くされる方なので、
本当に珍しいです。と言いつつ、ちゃんと話題がありました。
サライに小三治さんの落語のCDが付録についていた時に、出囃子が違っていたそうです。
多分、前座の時のものだろうけど、とおっしゃって、出囃子の説明をしてくださいました。
曰く、前座の時には個人の出囃子はなく、二ツ目になった時に決まるそうで、
例えば立川談志さんは、「あの町この町、日が暮れる~♪」だそうです。変わっていなければですが。
小三治さんは「二上がりかっこ」
では、落語の説明に入りますね。
長屋に空き家が一軒だけあり、長屋の連中は季節外れの道具や雨の日の物干し場に使っていたため、
大家に叱られた。
とても便利だし、そこには誰も入って欲しくないとみんなが思っていたので、古狸の杢兵衛が、
怪談話をして脅かし、追い出そうという話になった。
一人目は、「三日目の晩、草木も眠る丑三つ時。お寺の鐘が陰にこもってゴーン。
独りでに仏壇の鈴がチーン。縁側の障子がツツーッと開いて、
緑の黒髪をおどろに乱した女がケタケタケタっと笑って、冷たい手で顔をサッ」と雑巾で顔をなでられて、
悲鳴をあげて逃げ出した。あとには、がまぐちが残されていたので、寿司でも食おうかと算段していると
別の男が現れた。
今度は威勢のいい男で、所帯を持ちたいので空いている部屋を借りたいと言う。
これが、どう脅かしてもさっぱり効果が無い。
仏様の鈴がチーンと言うと「夜中に余興があるのは賑やかでいいや」「ケタケタケタと笑います」
「愛嬌があっていいや」最後に濡れ雑巾をなすろうとすると「何しやがんでぃっ」と反対に
杢兵衛の顔をぬぐって去ってしまう。
しかも「さっきのがまぐち、持って行っちゃった」
そういえば枕噺の時、前座噺と言われるものにも面白いものはいっぱいあるのだから、
前座ばかりに話をさせないで、真打が話したらもっと面白くなると思うんだけど、ともおっしゃっていました。
仲入りのあとは、明日にでも。