和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

希望「法華経は日輪のごとし(御書1114頁)」

2012年11月09日 07時18分02秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)11月9日(金)より転載】


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(11/9)
 「人間とは何か」。
その探究は、あらゆる知的営みの根幹にある。
京都大学霊長類研究所の松沢哲郎所長も、チンパンジーに寄り添いながら、それを考え続けてきた



同研究所の実験・研究によると、チンパンジーの子どもは、人間の大人を超える記憶力を持つという。
一方、のっぺらぼうや、目のないチンパンジーの似顔絵を見せると、チンパンジーは顔の輪郭をなぞったりするだけ。
だが人間の子どもは、目などを描き加える



ここから、チンパンジーは“目の前にあるそのもの”を見ているが、人間はそこにないものまで見ていることが分かる



松沢所長は結論する。
「チンパンジーは絶望しない」「それに対して人間は容易に絶望してしまう。
でも、絶望するのと同じ能力、その未来を想像するという能力があるから、人間は希望をもてる。
どんな過酷な状況のなかでも」(『想像するちから』岩波書店)



日蓮大聖人は「大闇をば日輪やぶる」「法華経は日輪のごとし」(御書1114頁)と仰せだ。
逆境に絶望するのも人間。
だが、希望を創り出していけるのも人間。
そして、どんな絶望の闇をも打ち破る希望の光源こそ、妙法と教えておられる。
「希望」――これこそ人間の人間たる証し、人生の宝である。
         (飛)



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