和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

共 戦(四十一)新・人間革命

2012年01月02日 10時28分50秒 | 今日の俳句
  新・人間革命

【「聖教新聞」平成24年1月1日(日)より転載】
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共戦41(1/1)

 初日の出
   己が心も
     初日の出  

 一九五三年(昭和二十八年)の元朝、山本伸一が詠んだ句である。彼は、燃えていた。

 “さあ、戦い抜くぞ! いよいよ広布後継の大闘争の時代を迎えた。戸田先生のお心を体して、慈折広宣流布大願成就への大きな流れを開き、先生にご安心していただくのだ”

 翌一月二日、彼は、二十五歳の誕生日を迎える。そして、この日、男子部の第一部隊長の任命を受けたのである。さらに、四月には、文京支部長代理に就任している。

 伸一は、前年、蒲田支部幹事として二月闘争の指揮を執り、学会創立以来、一支部としては未聞の弘教を成し遂げ、戸田が掲げた会員七十五万世帯達成の突破口を開いた。

 その彼が、さらに重責を担い、広宣流布の最前線に躍り出たのが、この五三年であった。

 伸一は今、山口文化会館に戻る車中にあって、二十四年前に詠んだ句を、頭のなかで反復しながら、思いをめぐらしていた。

 “私は、日々、「初日の出」とともにあろうと、深く心に誓ってきた。

 初日の出――それは、波浪猛る大海原に勇んで飛び出し、暗黒を一変させる、新しき挑戦の情熱である。勇気と歓喜の炎である。

 その光が、自他共の苦悩の闇を破り、人生を黄金の希望に染めゆくのだ。青年とは、常に、心に太陽をいだいている人だ”

 彼は、車に同乗していた山口県長の梅岡芳実に語った。

 「『初日の出』を迎えた思いで、広宣流布の新しい歴史を創っていこう! みんなが、勇んで戦いを起こし、一日一日、誇らかな『自分物語』を、心に綴っていくんだ。

 大ドラマには、苦闘と涙がある。でも、ヒーロー、ヒロインは負けない。悲しみや苦しみが深ければ深いほど、勝利の感動は大きい。一人ひとりが主人公であり、偉大な使命の勇者だ。みんなが綴る物語が楽しみだな」


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【和井弘希の文芸政談】
http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html

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