≪2016年(平成28年)3月27日(日)≫(旧暦2/19)
鳥雲に鏡に微熱ある如し
河原枇杷男
鳥雲に止まる円周上の電車
斎藤夏風
鳥雲にもの思ふとき目をつむり
片山由美子
鳥雲に忘れしことの限りなく
甲田鐘一路
鳥雲に娘はトルストイなど読めり
山口青邨
※ 鳥雲に入る・鳥雲に。
春、北方に帰る雁・カモ・ハクチョウ・ツルなどの大きい鳥が一群ずつとなって雲間はるかに見えなくなることを季語として固定させたもの。短く、「鳥雲に」と略すこともある。
これは「鳥帰る」などと比較して情景が具体的であり、はるかに見送る情感がある。しかしツグミなどの小鳥は大集団で来るが、帰北の際はぽつぽつと目立たず去ってゆくので、雲に入るといった光景は見られない。むしろ季節を象徴する季語として多く使われている。『和漢朗詠集』の「花ハ落チテ風ニ随ヒ鳥ハ雲ニ入ル」以来、古巣に帰る鳥として古くから詠まれてきた。
→鳥雲・雲に入る鳥・雲に鳥。
【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
自身の弱さに勝つ人が
真の勝利者だ。
わが目標へ向かって
一歩でも前進を!
新たな歴史をつくれ!
2016年3月27日
※☆*寸 鉄*☆※
学会は人間の精神性高め利他的な社会をつくる―識者。立正安国の大道を
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男女青年部が颯爽と対話拡大!全員が新時代の主役。青春の勝鬨響かせよ
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妙法の力で何百倍と変毒為薬し、大功徳を開ける―恩師。題目第一で挑戦
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他人の美点を称える人の魂は無限に豊かに―哲人人材の育成は尊敬の心で
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高齢運転者による死亡事故、4割に認知機能の衰えと。周囲も注意怠らず
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月27日(日)付】
※☆*名字の言*※
福島・いわき文化会館の「新生 東北“福光桜”」のつぼみが膨らみ始めた。厳冬を越えて開く花は、「冬は必ず春となる」と教えてくれる。それは、人の姿も同じだ
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「うつくしまフェニックスグループ」(原発事故等の影響で福島県内外に避難した友)の首都圏大会が先日、東京で行われた。終了後、震災以前に住んでいた市町村別の懇談会が持たれた。そこで、発言の順番が回ってきた一人の女子部員が泣きだしてしまった
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彼女は目が不自由で、人の顔も判別できないほどだった。医師は「回復は難しい」と言ったが、手術を決意。その話を各地に避難する多くの同郷の友が聞き、電話で彼女を励まし続けていた
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友の真心に包まれて臨んだ手術は見事成功。視力は驚異的に回復した。懇談会の場で彼女が聞いたのは、忘れられない「励ましの声」だった。そして目にはっきりと映るのは、その声の持ち主である友の顔、顔、顔……。感謝の思いが込み上げ、涙を抑えることができなかったのだ
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出口のないトンネルはない。闇の中にいると、出口が見えないだけだ。諦めずに「勇気の一歩」を踏み出せば、希望の光は見えてくる。そして、勇気をわき立たせてくれるもの――それは、どんな時も絶え間なく注がれる励ましの声である。(城)
【聖教新聞:2016年(平成28年)3月27日(日)付】
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