和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

「名字の言(聖教新聞・2011/5/27)より転載」《平成23年5月27日》金曜日【皐月】

2011年05月27日 07時32分55秒 | 今日の俳句
「名字の言(聖教新聞・2011/5/27)より転載」《平成23年5月27日》金曜日【皐月】

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 畑や空き地、庭の隅、道ばたでひっそり生きる雑草。ふだんは気にもとめてもらえない。それどころか、厄介者扱いである





しかし雑草は、何度踏まれても生き抜く。抜かれてもまた生えてくる。しぶとい。だから、カタバミという雑草の一種は、家紋の図柄によく使われているという。子孫が末永く続くように、との願いが込められている





雑草のたくましい生命力の秘密は「逆境」にあると、農学博士の稲垣栄洋氏が『身近な雑草の愉快な生きかた』(筑摩書房)に記している。例えば葉が大きなオオバコ。人が通る道やグラウンドに生えるのは、どの草も避ける厳しい環境に身を置くことで、他の植物との競合を避けられるからだ





踏まれることで、葉も茎も鍛え上げられる。逆境を成長へのバネにしている。加えて、人や動物の足に付着した種子も遠くへ運んでもらえる。氏は「どんな環境であっても、必ず花を咲かせて実を結び、種を残す。これが雑草の生き方である」と綴る





どんな人にも、咲かせるべき〝花〟がある。どんな逆境も、〝そこに使命あり〟と決めれば、花を咲かせる最もふさわしい場所になる。野に咲く雑草のごとく、強く生き抜きたい。苦難と闘う友に、最大の励ましを送りたい。

                (陸)


【「聖教新聞・2011/5/27」より転載】


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