秋海棠／今日の俳句 ≪第1891号≫

　　秋海棠女の手植おぼつかな
　　　　　　　尾崎紅葉


　　書を愛し秋海棠を愛すかな
　　　　　　　山口青邨


　　秋海棠露のあかるさちりばめて
　　　　　　　柴田白葉女


　　秋海棠ほろほろ言葉染まるなり
　　　　　　　河野多希女


　　舞良戸も畳も秋海棠に染む
　　　　　　　石原八束




※　秋海棠
　中国原産のシュウカイドウ科の多年草。ベコニアの属である。バラ科の海棠に花の色が似ているので、この名があるが、日陰の湿地を好んで繁殖する。
　高さ六〇センチ(約二尺)ぐらいの草で、春に咲く海棠とは縁もゆかりもない。葉は互生し、葉柄があり、卵形で先端がとがっている。秋に分枝の上に美しい紅色の花を開く。花屋で鉢植え・切り花として売っているシキザキベコニアには季がない。

【新訂「現代俳句歳時記／石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】





　　　　　※わが友に贈る※


　不安定な天候が続く。
　中継行事をはじめ
　会合は絶対無事故で！
　運営を陰で支える
　役員に皆で感謝を！

　　　「2015年9月10日」



　　　　　※☆*寸　鉄*☆※


会長(SGI)の対話は新たな価値を創造し未来を開く力ー博士(アメリカ)。青年よ勇んで続け
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青年部１級試験へ全国で研鑽の渦！徹して学べ。信心と人生の礎を強固に
　　　　　　　　◇
この世から一切の不幸と悲惨をなくしたいー恩師。広布拡大へ後継が総立ち
　　　　　　　　◇
進歩か後退か、人間の心は常に変化するー作家(モンゴメリ)。挑戦と向上こそ創価の道
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「百千万年くらき所にも燈(ともしび)を入れぬればあかく」。題目は絶対勝利の太陽と




　　　　　※名字の言※


1215年に調印されたマグナ・カルタ、ベートーベンの交響曲第９番ニ短調作品125、アンネ・フランクの日記ーー300以上の登録件数がある世界記録遺産の一端である
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世界記録遺産は、世界遺産、世界無形文化遺産とともに、ユネスコの三大遺産事業の一つ。日本からは、炭坑の生活を伝える記録「山本作兵衛コレクション」など、３件が登録されている
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私たちの「今」があるのは、「過去」の積み重ねがあってこそ。人類の不断の努力の上に成り立っている。世界記録遺産は、その記録を長くとどめるための取り組みである
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わが家の“記憶”を残すため、この夏、帰郷した壮年が両親に聞き取りをした。両親は70代。祖父・祖母は既にいない。家のルーツ、戦中・戦後の子ども時代、信仰との出会い、３度の大病を乗り越えた体験……。これまで知らなかった事実を知り、痛感したという。「今の自分が存在している意味が、あらためて明快になった。この記憶を次の世代につなげたい」
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一人の老人の死は、一つの図書館が燃え尽きるのに等しいということわざがある。「時」が持つ、全てを消し去る力にあらがうには、伝え残そうとする人間の不断の努力がいる。人類の歴史も、そして、広宣流布の歴史も。(川)

【聖教新聞：2015年9月10日(木)付】




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　　　　　　教　学　入　門
　　　　　世界宗教の仏法を学ぶ

【「(教学入門／創価学会教学部編)聖教新聞社刊」より抜粋】

　　　　　第１部　日蓮大聖人の仏法(１)

　　　　　第２章　　生命論


(6)天界

　天界の天とは、もともと古代インドにおいては、地上の人間を超えた力を持つ神々のこと、また、それらが住む世界という意味です。古代インドでは、今世で善い行いをした者は来世に天に生まれると考えられていました。
　仏法では、天界を生命の境涯の一つとして位置づけています。努力の結果、欲望が満たされた時に感じる喜びの境涯です。大聖人は「喜ぶは天」と仰せです。
　欲望といっても、睡眠欲や食欲などの本能的欲望、新しい車や家がほしいというような物質的欲望、社会で地位や名誉を得たいという社会的欲望、未知の世界を知ったり、新たな芸術を創造したいというような精神的欲望などがあります。それらの欲望が満たされ、喜びに浸っている境地が天界です。
　しかし、天界の喜びは永続的なものではありません。時の経過とともに薄らぎ、消えてしまいます。ですから天界は、目指すべき真実の幸福境涯とはいえないのです。