≪2015年(平成27年)9月27日(日)長月≫(旧暦8/15)
(十五夜)
蔓として生れたるつるうめもどき 後藤 夜半
つるもどき熟れてこぼるる霜の海 石原 八束
枯叢の蔓うめもどきはぜにけり 谷川 紫緒
枯尾根の模糊たるはつるうめもどき 福永 耕二
しぐるるもまた好日の蔓もどき 斉藤 美規
※ 蔓梅擬(つるうめもどき)・つるもどき
ウメモドキとは科を異にし、ニシキギ科のつる性の落葉低木。全国の山野にはえ、また、垣根にからませ、棚をつくって鑑賞するためにう植える。小型の黄緑色の花は、短い集散花序をなして五月に開く。
球形の朔果は、はじめ緑色、秋に熟すと黄色に変わり、かさかさにかわいた殻は三つに裂けて、黄赤色の仮種皮をかぶった種子が露出して、じつにきれいである。これをいけばなに用いる。花屋ではつるもどきといい、俳句でもそれを用いるが、この名は意味をなさない。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
※わが友に贈る※
御書を拝せば
境涯が広がる。
仏の智慧が湧く。
実践の教学で
自他共に大成長を!
2015年9月27日
※☆*寸 鉄*※
全国で青年部1級試験。最高峰の哲学を学び行ずる誉れ。皆、信心の勝者に
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「一人を大切にする精神」でSGIは発展ー博士(ハーバード)。民衆が輝く新時代を開拓
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熊本女性の日。地域を照らす太陽のスクラム!団結の力で幸福の人材城を
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仏法の話をする事自体、すでに莫大な功徳となるー恩師。聞法下種を拡大
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海洋生物の個体数、この40年余で半減ー報告(WWF)。持続可能な未来へ知恵絞れ
※名字の言※
東北新幹線の窓から入る光が、明るく感じた。外を見ると、黄金の稲穂のじゅうたんが一面に敷き詰められていた
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実りの秋。農家の方々の笑顔が一番輝く季節である。都会暮らしでは季節感を失いがちだが、米などの穀物が「あきみちる(飽き満ちる=豊かに実る)」時期が、「あき(秋)」の語源という説も
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先日、山口県の農協発行の広報誌に、ある農漁光部員の孫が書いた作文が掲載された。「みんなで作ったお米は本当においしく感じます。農家の仕事は一年を通して大変なことが多いですが、季節を感じ、おいしいものが食べられるすばらしい仕事だと思います」
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昭和31年の山口開拓指導で入会した、その農漁光部の友は、地域と共に生き、「冬葉必ず春となる」仏法の絶対勝利の法則を示してきた。これからも、「つくる喜び、食べる喜び、つくったものを喜んでもらえる素晴らしさとともに、この信心で、どんなことにも負けずに乗り越えていける、福運をつけていける喜びを伝えていきたい」と語っていた
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信仰に生き抜いた人の黄金の輝き、その元からすくすくと育つ若芽を見るようで、うれしくなる。古代から営々と受け継がれる、命を育む農の営み、同じように、世代から世代へ、心から心へ、広布の志をつないでいこう。(川)
【聖教新聞:2015年9月27日(日)付】
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