和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

勇将36・小説「新 ・人間革命」

2013年03月26日 07時03分24秒 | 今日の俳句
      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)3月26日(火)より転載】



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勇将36(3/26)

 本部幹部会が行われた日の夕刻、香川全県に「明二十二日の午前十一時から、庵治の四国研修道場で勤行指導会が行われる!」との連絡が、電撃のごとく走った。

 連絡を聞いた会員は、皆、色めき立った。

 “研修道場には山本先生がおられる。先生が出席されるにちがいない!”

 二十二日は、香川の同志が、朝から続々と研修道場に集って来た。

 「高齢者から子どもさんまで参加しています。講堂は、今、半分ぐらいの人です」

 山本伸一に、刻々と報告が寄せられた。彼は、幹部に、矢継ぎ早に指示していった。

 「講堂が定員に達したら、研修棟もすべて開放してください!

 寒いので風邪をひいたりすることのないように、参加者を外で待たせず、すぐに館内に案内するんです。

 それから、講堂が埋まったら、昨日の本部幹部会の録音テープを流してください」

 さらに、周りにいた県長らに言った。

 「副会長や、方面・県幹部は、部屋の中で待機しているのではなく、玄関前で、丁重に参加者を歓迎するんです!

 仏を迎えるように、『ようこそ! よくいらっしゃいました。皆さんの家だと思って、ゆっくりしていってください』と言うんです。深々とお辞儀をし、一人ひとりの手を握り、心から敬い、讃えていくんです。

 創価学会は、そういう世界でなくてはならない。そこに、仏法の実践があるんです。

 いくら『皆が仏だ』などと言っていても、寒いなか、同志が来ても知らん顔をしていたのでは、仏法ではありません。

 この立派な研修道場も、会員の皆さんの浄財によって造ることができた。会員の皆さんが主役なんです。幹部は会員に仕えるのだという自覚を、しっかりもつことです」

 伸一は、組織の中心となる幹部の意識変革がなされてこそ、新しい時代に即応した広宣流布の伸展がなされると考えていた。人間の絶えざる変革のなかにこそ発展がある。 


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