木犀の香に昇天の鷹ひとつ
飯田龍太
金木犀風の行手に石の塀
沢木欣一
木犀の香を負うてゐる男かな
小寺正三
山麓の百年の家銀木犀
坪内稔典
行きすぎて金木犀は風の花
木村敏男
※ 木犀・金木犀・銀木犀・桂の花
銀木犀ともいう。中国原産の庭園に植えられるモクセイ科の常緑小高木。幹の高さは三メートル(約一〇尺)以上に達する。密に茂った葉は有柄で対生し、楕円形で先が短くとがり、縁に多数の細かい鋸歯がある。
深緑色の葉は革質で堅い。晩秋のころ葉腋に白色の小花を散形状に群がり開く。花には芳香がある。同じ属の金木犀はモクセイによく似た木で、革質の葉は表面が緑色で裏面はいくぶん黄色みをおびている。花は橙黄色で、モクセイよりはるかに芳香が強く、数十間さきからもにおってくる。
同じ属のヒイラギ・ヒイラギモクセイも多少よいかおりがある。モクセイ類は、その花から香科を採り、また乾燥したものを烏龍茶の添香料とする。材は質がすぐれており、彫刻その他の細工物に用いられる、漢名でモクセイが銀桂、ギンモクセイを丹桂といい、木犀のにおう秋の季節を≪桂秋≫などという。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
※わが友に贈る※
新時代の太陽と輝く
ヤング・ミセスの友よ!
希望の哲理を胸に
地域に幸の語らいを!
笑顔の花を咲かせゆけ!
「2015年9月12日」
※☆*寸 鉄*☆※
竜の口法難の日。大聖人に直結し忍難弘通の創価三代。師弟に連なる誉れ
◇
努力する人は希望を語り怠ける人は不満を語るー作家。我らは挑戦の人と
◇
「信は道の源功徳の母」。勇気も希望も喜びも強盛な祈りから。勝利そこに
◇
高齢者生活環境、日本は世界8位。医療で高評価。公明よ幸齢社会へ全力を
◇
5歳未満の死亡数、この25年で半減ー調査(ユニセフ)。子は宝。世界の英知結集せよ
※名字の言※
未来部員会で元気がなかった少年部員に声を掛けると、「あのね」と悩みを打ち明けられた。前の日の夜、両親が口げんかをしたという。それを見た彼は「胸がギュ-ッとなり、ポロポロ涙が出て、心が痛くて痛くて……ぼくはどうしたらいいの」
▼
これほど無垢で小さな心に、どんな励ましの言葉を掛けたらいいか、考え込んでしまった。すると隣にいた少女部員が、「そんなときはね」と口を開いた
▼
「うちのパパとママも時々、けんかをするよ。そうしたらわたしは『ストップ!』と言って、2人の間に割り込むの」。そして少女は、両親の手を片方ずつ握り、父親を見て「ママに言いたいことは、私が伝えるから内緒話で教えて」と耳を貸すしぐさをするのだという
▼
引っ込みの付かない父親は無言だが、少女は「ふむふむ」とうなずき、「けんかしても解決しないね。ママごめんよ」と勝手に代弁する。すると3人で大笑いして、けんかは終わるという。見事な解決法に恐れ入った
▼
憎しみは憎しみを生み、、「分断」をもたらす。分かち合おうとする努力が和解、ひいては団結を生む。家族から国家間に至るまで、人間同士の付き合いに本質的な違いはないはずだ。人と人、心と心、地域と地域を結ぶ日々の行動の中に、平和の種は詰まっている。
【聖教新聞:2015年9月12日(土)付】
☆彡------☆★☆★☆*------彡☆o☆:*:.♪☆★☆*------☆彡
教 学 入 門
世界宗教の仏法を学ぶ
【「(教学入門/創価学会教学部編)聖教新聞社刊」より抜粋】
第1部 日蓮大聖人の仏法(1)
第2章 生命論
(7)声聞界
(8)縁覚界
声聞界と縁覚界の二つは、仏教のなかでも小乗教の修業で得られる境涯とされ、この声聞界と縁覚界をまとめて「二乗」と呼びます。
声聞界とは、仏の教えを聞いて部分的な覚りを獲得した境涯をいいます。
これに対して、縁覚界は、さまざまなものごとを縁として、独力で仏法の部分的な覚りを得た境涯です。独覚(どっかく)ともいいます。
二乗の部分的な覚りとは「無常」を覚ることです。無常とは万物が時間とともに変化・消滅することをいいます。自分と世界を客観視し、世間すなわち現実世界にあるものは、すべて縁によって生じ時とともに変化・消滅するという真理を自覚し、無常のものに執着する心を乗り越えていくのが、二乗の境涯です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます