人材城(十一)小説「新・人間革命」
小説「新・人間革命」
【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)4月21日(土)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/
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人材城11(4/21)
翌五月二十八日の午後、熊本文化会館の開館記念勤行会が、晴れやかに開催された。
勤行会のあいさつで山本伸一は、学会活動は、「自身の信心の歓喜と福運を増すための運動」であると述べた。そして、学会活動に対しては、義務的な心ではなく、権利ととらえて、決意と喜びをもって、勇んで取り組んでいくことの大切さを強調した。
「広宣流布の主体者になることこそが、福運を増す要諦なのであります。ゆえに、“守られる側から、同志を守る側になろう”“受動から能動の姿勢に立とう”とするなかに、大聖人につながる信心の確立があることを、私は訴えておきたいのであります」
次いで彼は、熊本県創価学会にとって、今後の重要なカギは、「人材の育成」にあるとして、どうすれば、人材を育てることができるかについて言及していった。
「人材は、自然に育つものではありません。人材を育成しようとする先輩幹部の、誠意あふれた行動によってのみ、後輩たちの、人材たろうとする使命の自覚がなされていきます。人間を育むのは、どこまでも人間です。“ここまで、自分を信頼し、期待してくれているのか!”“ここまで、自分のことを思い、尽くしてくれるのか!”という、熱い真心に触れて、使命に生きようという意志力が燃え上がるんです。
また、組織を運営する際にも、使命を自覚した一人ひとりの力を、身近なところで最大限に発揮させる配慮を、忘れないでいただきたい。先輩幹部は、“どうすれば人材の活躍の場をつくれるのか”を、常に、一生懸命に悩み考えていくことが大事なんです。
先輩幹部の真剣と誠実、そして、こまやかな配慮があってこそ、陸続と人材が輩出されていくんです。
どうか、熊本県の皆さんは、今後は『人材の熊本』を合言葉として、幹部自らが“人材になろう! 人材をつくろう!”と、強い祈りと持続の実践をもって、多くの逸材を育んでいってもらいたいのであります」
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人材城11(4/21)
翌五月二十八日の午後、熊本文化会館の開館記念勤行会が、晴れやかに開催された。
勤行会のあいさつで山本伸一は、学会活動は、「自身の信心の歓喜と福運を増すための運動」であると述べた。そして、学会活動に対しては、義務的な心ではなく、権利ととらえて、決意と喜びをもって、勇んで取り組んでいくことの大切さを強調した。
「広宣流布の主体者になることこそが、福運を増す要諦なのであります。ゆえに、“守られる側から、同志を守る側になろう”“受動から能動の姿勢に立とう”とするなかに、大聖人につながる信心の確立があることを、私は訴えておきたいのであります」
次いで彼は、熊本県創価学会にとって、今後の重要なカギは、「人材の育成」にあるとして、どうすれば、人材を育てることができるかについて言及していった。
「人材は、自然に育つものではありません。人材を育成しようとする先輩幹部の、誠意あふれた行動によってのみ、後輩たちの、人材たろうとする使命の自覚がなされていきます。人間を育むのは、どこまでも人間です。“ここまで、自分を信頼し、期待してくれているのか!”“ここまで、自分のことを思い、尽くしてくれるのか!”という、熱い真心に触れて、使命に生きようという意志力が燃え上がるんです。
また、組織を運営する際にも、使命を自覚した一人ひとりの力を、身近なところで最大限に発揮させる配慮を、忘れないでいただきたい。先輩幹部は、“どうすれば人材の活躍の場をつくれるのか”を、常に、一生懸命に悩み考えていくことが大事なんです。
先輩幹部の真剣と誠実、そして、こまやかな配慮があってこそ、陸続と人材が輩出されていくんです。
どうか、熊本県の皆さんは、今後は『人材の熊本』を合言葉として、幹部自らが“人材になろう! 人材をつくろう!”と、強い祈りと持続の実践をもって、多くの逸材を育んでいってもらいたいのであります」
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