≪2016年(平成28年)4月20日(水)≫(旧暦3/14)
藤の昼膝やはらかくひとに逢ふ
桂信子
天心にゆらぎのぼりの藤の花
沢木欣一
白藤や揺りやみしかばうすみどり
芝不器男
藤の房吹かるるほどになりにけり
三橋鷹女
藤房のせつなき丈となりしかな
片山由美子
※ 藤・藤の花・白藤・山藤・藤の房・藤浪・藤棚
山野に自生するマメ科の蔓性植物。晩春に紫色の蝶形花を長く総状にたくさんつけるのは野田藤。花房が短いのは山藤。野田藤の名は足利義詮・豊臣秀吉が攝津国(大阪府)の野田の藤を愛でたことに由来するという。埼玉県春日部市の「牛島の藤」は国の特別天然記念物。
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
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※☆*わが友に贈る*☆※
連絡・報告は正確に。
対応は迅速に。
綿密な連携と団結から
大きな力が生まれる。
心一つに進もう!
2016年4月20日
※☆*寸 鉄*☆※
本紙創刊65周年。師と友の心結ぶ人間の機関紙。勇気と正義の言論を誓う
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SGIこそ世界の交流を促す力―博士。人類繋ぐ対話と励ましの絆を拡大
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御書「いかに強敵重なるとも・ゆめゆめ退する心なかれ」。負けじ魂で前へ
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現在の世相、「無責任の風潮強い」が42%―調査。青年が変革の主体者に!
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熊本・大分の地震で公明議員が全力。国と地方の連携生かし支援の加速を
【聖教新聞:2016年(平成28年)4月20日(水)付】
※☆*名字の言*※
3月11日付の小欄に、東日本大震災による津波被災地で、今も花を育て続ける婦人の話を書いた。すると後日、読者である東京の女性からお手紙を頂いた
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その女性は、大震災以前に東北を旅した際、道端の雑草の中に、小さな菊の芽を見つけた。それを持ち帰って鉢に移し、「いつか故郷に帰れたらいいね」と話し掛け、愛情を込めて育ててきた。しかし、大震災が起こり、“もう里帰りは無理かも”と、半ば諦めていた。だが、先の婦人のことを知り、“この人なら力になってくれるのでは”と思い切ってペンを執ったという
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その後、東北の婦人に一連の事情を説明すると、「私が“里親”になりましょう」と快諾。東京の女性も「長年の夢がかないました」と声を震わせた。先日、菊の鉢植えは、ついに里帰りを果たし、東京と東北で“姉妹菊”として大切に育てられている
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菊が結んだ2人の交流。ささやかでも、本紙がそのお役に立てたことを、うれしく思う。幸福の花を咲かせようと奮闘する人々に寄り添うことを、私たちは誇りとしたい
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本紙創刊65周年のきょう20日は二十四節気の「穀雨」。草花の成長を助ける恵みの雨のように、東北、九州、そして全国へ、友の心を潤す一文字一文字を誠実に届けていきたい。(城)
【聖教新聞:2016年(平成28年)4月20日(水)付】
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【コラム「北斗七星」】
公明新聞:2016年4月19日(火)付
https://www.komei.or.jp/news/
温かいご飯を食べ、温かな湯に浸かり、温かな布団にもぐり込む……。ごく当たり前の日常が、どれほどありがたく思えたか。5年前の今ごろ、東日本大震災で自宅周辺は1カ月近く、ガスが止まっていた。繰り返し強い余震が起きる中、寒さと不安に震えながら過ごした日々を思い起こさずにいられない
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熊本、大分を襲った地震で犠牲となった人々の冥福を祈るとともに、被災された方々へ心からお見舞いを申し上げます。両県からは、「3.11」の際、救援物資の提供や被災自治体への職員派遣、さらにはNPOやボランティアによる復興支援と数え切れない支援をいただいてきた
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それだけに東北の被災地では「今こそ恩返しを」と支援の輪が広がっている。仮設商店街やスーパーに募金箱が置かれると次々に真心が寄せられた。自治体や医療機関からの職員派遣も始まっている
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だが、地震が終息する気配が見られないことから、現地の状況もニーズ(要望)も、刻一刻と変化し続けている。地震活動が広域で連鎖する“観測史上、例がない事象”(気象庁)に直面しているのだ
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助かった命を守るため、燃料や物資の供給を途絶えさせてはならない。避難の長期化に備え、住民の心身のケアも必要だ。過去の災害で得た経験と知恵を生かし、復旧・復興に総力を挙げたい。(川)
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