和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

勇将18・小説「新 ・人間革命」

2013年03月05日 09時54分00秒 | 今日の俳句
     小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)3月5日(火)より転載】



o☆:*:.♪o☆:*:.♪o☆:*:.♪


勇将17(3/5)
 一月二十一日午後、四国研修道場で一月度本部幹部会が盛大に開催された。
四国で本部幹部会が行われるのは、初めてのこととあって、集って来た人の顔は、皆、晴れやかで、誇らかであった。

 この本部幹部会は、新支部体制の出発であり、席上、支部長・婦人部長、男女部長の代表に辞令が、また支部長の代表に支部証が手渡された。
支部証は、かつての支部旗の代わりとなるもので、中央に大きく支部名が認められていた。

 続いて、支部婦人部長と支部長の代表が力強く抱負を発表した。

 支部婦人部長の代表は、高知県・新街支部の婦人部長・坂藤久美であった。
彼女は「ヤング・ミセス」の県委員長も務めていた。

 「ただ今、広布第二章、初代支部婦人部長の任命を受け、新たな決意に燃えています。

 年若く、力のない私ですが、本日より、草創の学会精神に立ち返り、最も大切な会員の皆さんのため、徹底して尽くしていく決意であります。
どうか、よろしくお願いします」

 山本伸一の声が飛んだ。

 「そうだよ! 頑張ろう!」

 彼女は、伸一の方を見て会釈すると、メガネの縁に手をかけ、はつらつとした声で、話を続けた。

 「土佐の高知は、男の『いごっそう』、女の『はちきん』で有名です。
『いごっそう』というのは“頑固一徹”のことで、『はちきん』というのは“勝ち気”のことです。

 そのせいか、両者がぶつかり合うと、手が付けられず、家庭不和などで悩む人も少なくありません。
私たち学会員は、それを広宣流布の個性に転じて、男性は強き信念で創価の旗を掲げ、女性は“男性になど負けるものか!”と、勇んで弘教に駆け巡っています。

 私の父は、先に入会した母が人間革命していく姿を見て、信心をしました。
つまり『はちきん』が『いごっそう』に勝ったのです。家庭を幸せの花園に変えていくのは、私たち婦人部のパワーです」


     ■

┌─── PR ───┐
携帯・PCから!!
  朝、元気が出る!!
古今東西の名句・秀句を!
 【和井弘希の文芸政談】まぐまぐ!
 http://mobile.mag2.com/mm/M0095690.html
└────────┘

 「和井弘希の文芸政談」に掲載した俳句集
 http://u-736632kazui.hatenadiary.com/
,

最新の画像もっと見る

コメントを投稿