※ 名字の言 ※
♪…★…κ…∞…♪…★…
事件が起きた。犯人像は一体?ーー新聞記者に意見を求められることがあっても、臨床心理学者の河合隼雄氏は、決まって断っていたという。
▼
理由は明快。「分からない」から、分析的な話はできるが、だからといって「この事件の」犯人のことがつぶさに分かるわけではない。人間はそういうものではなく、一人一人違うというのだ。
▼
医者として患者に接する時も、患者が話すことに安易に共感を示さない。だから「先生は冷たい」と言われることもあったという。氏は人を“細部”ではなく、「全体として見る」ことを心がけていた(『こころと脳の対話』潮出版社)
▼
ちょっとした言動や外見、肩書で、その人を判断してしまうことは多い。しかし、相手の本当の姿、なかんずく長所は、すぐに理解できるものではないだろう。豊かな人間関係を築くには、その人の“全体像”を見ようと、じっくり努力し続けることが不可欠だ。
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「私は、今日も対話を続ける。対話こそ、私の生命そのものであるからだ」と、かつて池田名誉会長は綴った。誠意のこもった一つの言葉。一つの振る舞いが、人の心を動かす。その積み重ねが真に固い絆を生む。夏季友好週間は、多くの人と会い、互いを知り合う絶好の機会でもある。
(行)
【聖教新聞より転載】
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■ 2010年(平成22年)
7月30日(金曜日)
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事件が起きた。犯人像は一体?ーー新聞記者に意見を求められることがあっても、臨床心理学者の河合隼雄氏は、決まって断っていたという。
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理由は明快。「分からない」から、分析的な話はできるが、だからといって「この事件の」犯人のことがつぶさに分かるわけではない。人間はそういうものではなく、一人一人違うというのだ。
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医者として患者に接する時も、患者が話すことに安易に共感を示さない。だから「先生は冷たい」と言われることもあったという。氏は人を“細部”ではなく、「全体として見る」ことを心がけていた(『こころと脳の対話』潮出版社)
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ちょっとした言動や外見、肩書で、その人を判断してしまうことは多い。しかし、相手の本当の姿、なかんずく長所は、すぐに理解できるものではないだろう。豊かな人間関係を築くには、その人の“全体像”を見ようと、じっくり努力し続けることが不可欠だ。
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「私は、今日も対話を続ける。対話こそ、私の生命そのものであるからだ」と、かつて池田名誉会長は綴った。誠意のこもった一つの言葉。一つの振る舞いが、人の心を動かす。その積み重ねが真に固い絆を生む。夏季友好週間は、多くの人と会い、互いを知り合う絶好の機会でもある。
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【聖教新聞より転載】
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7月30日(金曜日)
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