和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

“できない理由”より“できる可能性”

2012年09月19日 10時28分24秒 | 今日の俳句
     名字の言

【聖教新聞・2012年 (平成24年)9月19日(水)より転載】


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(9/19)
 来月、国内最大の「全国障害者スポーツ大会」が開催される。
100㍍走と立ち幅跳びの2種目で出場する札幌市西区の地区部長は67歳。
「若い人には負けません」と意気軒高だ



56歳の時、事故で右手を切断。左手で字を書く練習に励み、現在はペン習字教室の代表まで務める。
大腸がんも患ったが、苦しい治療を乗り越え完治。
6月の予選では、昨年の全国優勝記録に迫る好成績を出した



右手がなくても、左手で書ける。足で走れる。
前へ上へと跳躍できる。
年を重ねても、青年の心で進む――彼は常に、己の限界と戦い抜いてきた。
弘教や友好対話にも、雄々しく先駆する



“パラリンピックの父”L・グットマンは「失われたものを数えるな。
残っているものを最大限に活かせ」と(中村太郎著『パラリンピックへの招待』岩波書店)。
どうせ数えるなら、欠点より長所、“できない理由”より“できる可能性”の方がずっといい。そうすれば世界が広がる。
必ずできる、やってみせる、と決めれば、知恵が湧き、勇気が湧く



「一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ」(御書970頁)。
先の壮年も座右の銘にする一節だ。
わが目標と夢を真っすぐ見つめ、かけがえのない日々を悔いなく勝ち飾りたい。         (鉄)

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