和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

共 戦(十一)新・人間革命

2011年11月24日 06時29分28秒 | 今日の俳句
    新・人間革命

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    共 戦(十一)

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 懇談会には、下関支部の初代支部長、総支部長を歴任してきた山内光元の、いかにも好々爺といった印象の、温厚な笑顔もあった。
 山本伸一は、声をかけた。
 「山内さん。お元気になられて本当によかった。心配しました。お会いできて嬉しい」
 山内は、一昨年の暮れに、突然、心筋梗塞で倒れたのだ。その夜が峠だと告げられた。
 〝まだ死ねん。俺には使命がある!〟
 彼は、心で必死に唱題した。伸一をはじめ、多くの同志が、彼のために題目を送った。
 その祈りに支えられたのか、山内は、危機を脱することができたのである。
 「お幾つになりましたか」
 「はい。今年、七十になります」
 「まだまだ、お若い。病気を克服されたからには、これからの人生は、御本尊から授かった生命であり、恩返しの人生であると決めて、人びとの幸せのために生涯を捧げ抜いてください。そうすれば、自身の最高の幸福境涯を築くことができます。
 実は、七十になった時に、そう人生をとらえていけるかどうかが、大事なんです。
 〝私は、これまで頑張ってきたんだから、あとは若手に任せて、ゆっくり休んで、好きなことをして暮らそう〟と考える人もいる。また、〝さあ、人生の総仕上げの戦いをしよう。これからが勝負だ〟と、決意を新たにする人もいる。
 私たちは、日蓮大聖人の門下として、いかなる生き方をすべきか。大聖人は、『始より終りまで弥信心をいたすべし・さなくして後悔やあらんずらん』(御書一四四〇㌻)と仰せです。〝いよいよこれからだ!〟と、ますます信心の炎を燃え上がらせて戦うんです。
 わが創価の先師・牧口先生は、七十歳にしてなお、創価教育学会の一切の活動の陣頭指揮を執られている。各地の座談会を担当し、火曜日と金曜日は、午後から夜の九時半、十時まで面接指導をされています。当時よりも、今は平均寿命も延びているんですから、七十代は、まさに、意気盛んな“壮年”です」


【「聖教新聞・2011年11月24日(木)」より転載】
http://m.seikyoonline.jp/top/top?t=805&sk=377037b65d04f4e970507bffe8ed9125


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