もはや支離滅裂…国民“総ス菅” 「レベル7」隠蔽疑惑も
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2011年4月13日(水)17時0分配信 夕刊フジ
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菅直人首相が支離滅裂になっている。東日本大震災から1カ月の記者会見で「やるべきことはしっかりやっている」と自画自賛し、福島第1原発事故を「レベル7」とした判断の遅れについては「専門家の判断だ」と責任転嫁した。統一地方選前半での民主党惨敗を受けた引責辞任は否定。首相の存在自体が与野党協力の妨げになっている-との指摘には「あなたとは見方が違う!」とブチ切れたのだ。
これが、わが国のトップとは…。
菅首相は12日夕の会見冒頭、(1)被災住民の声を尊重(2)全国民の英知結集(3)未来志向-という復興3原則を提示し、「ぜひ、野党にも青写真を作る段階から参加していただきたい」などと、一方的にまくし立てた。
統一地方選惨敗を受けて、菅首相には、震災・原発対応に伴う退陣論が盛り上がっている。これを突き返すため「復旧・復興は自分がやる」という既成事実をつくりたい思惑がうかがえたが、会見では厳しい質問が連続した。
選挙惨敗の見解を問われ、「厳しい結果で、真摯に受け止めたい」としたものの、「やらなければいけないことについては、しっかりとやってきた」と強調し、退陣を否定した。
原発をめぐっては、原子力安全委員会が3月時点で「レベル7」相当の放射性物質の放出があったと認識していたため、国内的には「菅政権の情報隠蔽。10日の統一地方選に影響しないよう、その後に発表したのでは」(自民党中堅議員)と疑惑が浮上している。
海外でも「最も驚いたのは、大量の放射性物質が出たと公的に認めるまでに1カ月かかったこと」(米紙ニューヨーク・タイムズ)などと、対応の遅れが指摘される。
これについて、菅首相は「保安院、そして原子力安全委員会など専門家の判断だ」と責任転嫁した。
クライマックスは、官邸の名物記者による、以下の痛烈極まる質問。
「現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっている。一体、何のために、その地位にしがみついていらっしゃるのか?」
菅首相は怒りをかみ殺すような表情で質問を聞いた後、「私とあなたとの見方はかなり違っているとしか申しあげようがありません」と言い返した。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「記者の質問が的を射ている。菅首相は、自分を客観的に見られなくなっている。在外公館では『首相は心身ともに健康なのか、適切な判断力がないのでは?』と心配する声が広がっています」と話す。
国民としても、いつまで不安を抱え続けるのか、心配でならない。
【「2011年4月13日(水)17時0分配信 夕刊フジ」より転載】
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2011年4月13日(水)17時0分配信 夕刊フジ
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菅直人首相が支離滅裂になっている。東日本大震災から1カ月の記者会見で「やるべきことはしっかりやっている」と自画自賛し、福島第1原発事故を「レベル7」とした判断の遅れについては「専門家の判断だ」と責任転嫁した。統一地方選前半での民主党惨敗を受けた引責辞任は否定。首相の存在自体が与野党協力の妨げになっている-との指摘には「あなたとは見方が違う!」とブチ切れたのだ。
これが、わが国のトップとは…。
菅首相は12日夕の会見冒頭、(1)被災住民の声を尊重(2)全国民の英知結集(3)未来志向-という復興3原則を提示し、「ぜひ、野党にも青写真を作る段階から参加していただきたい」などと、一方的にまくし立てた。
統一地方選惨敗を受けて、菅首相には、震災・原発対応に伴う退陣論が盛り上がっている。これを突き返すため「復旧・復興は自分がやる」という既成事実をつくりたい思惑がうかがえたが、会見では厳しい質問が連続した。
選挙惨敗の見解を問われ、「厳しい結果で、真摯に受け止めたい」としたものの、「やらなければいけないことについては、しっかりとやってきた」と強調し、退陣を否定した。
原発をめぐっては、原子力安全委員会が3月時点で「レベル7」相当の放射性物質の放出があったと認識していたため、国内的には「菅政権の情報隠蔽。10日の統一地方選に影響しないよう、その後に発表したのでは」(自民党中堅議員)と疑惑が浮上している。
海外でも「最も驚いたのは、大量の放射性物質が出たと公的に認めるまでに1カ月かかったこと」(米紙ニューヨーク・タイムズ)などと、対応の遅れが指摘される。
これについて、菅首相は「保安院、そして原子力安全委員会など専門家の判断だ」と責任転嫁した。
クライマックスは、官邸の名物記者による、以下の痛烈極まる質問。
「現実問題として与野党協議にしても、最大の障害になっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも首相の存在自体が、国民の不安材料になっている。一体、何のために、その地位にしがみついていらっしゃるのか?」
菅首相は怒りをかみ殺すような表情で質問を聞いた後、「私とあなたとの見方はかなり違っているとしか申しあげようがありません」と言い返した。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「記者の質問が的を射ている。菅首相は、自分を客観的に見られなくなっている。在外公館では『首相は心身ともに健康なのか、適切な判断力がないのでは?』と心配する声が広がっています」と話す。
国民としても、いつまで不安を抱え続けるのか、心配でならない。
【「2011年4月13日(水)17時0分配信 夕刊フジ」より転載】
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