藤原理恵「青春したい」(1985)
祝!「セーラー服通り」スカパー放送開始!(2007.4.10)
いやあ、夢のような話であるけど、現実である。
今日からスカパーのTBSチャンネルで、理恵主演(実際の主演は石野陽子かもしれないが、私にとっては理恵主演である)の「セーラー服通り」の再放送が始まる。
理恵出演のドラマとしては、初主演だった「サーティーンボーイ」もあるのだが、こちらはストーリー的にも、理恵の役どころとしてもイマイチ感は否めないことを考えると、この「セーラー服通り」が理恵の代表作だと思うのである。
ということで、今日は藤原理恵について。
私が理恵を知ったきっかけ・・・それは浪人時代に愛読していた「オリコン」(当時は新聞くらいの大きさであった)の前面広告に理恵のデビュー曲「愛よファラウェイ」が出たことに端を発するのです。あれはインパクトありましたよ。新聞大の前面広告ですからね。しかも、かわいかった。
当時、B級アイドル好きだった私は、早速レコードを入手。聴いてみたところなかなかいい感じの声と歌唱でした。いいというのは、うまいというのではなく、いわゆるアイドルっぽい歌唱という意味でいいというのですが。曲自体は「ダンクーガ」というロボットもののアニメの主題歌だったんですが、まあまあいい曲でしたよ。
で、2曲目のシングル「ハーモニー・ラブ」のとき、当時住んでいた福岡でキャンペーンがあるとわかり、もちろん行きました。
その時のエピソードですが、その頃はカメラ小僧ではなかったので、待ち時間に私の後に並んでいた、いかにもカメラ小僧という感じの大学生風の人に、住所と千円
ほどを渡して、写真を送ってくれるよう頼んだんですね。そのとき送ってもらった写真(下の写真がそのうちの1枚)は今でも大事に持っていますが、結果的にはなかなか腕のいい人に出会ったんだなあと、感謝してます。
また、理恵にはファンレターを書いたことがあり、返事ももらいました。こんなこともB級アイドルならではのお楽しみと言えるかもしれません。
しかし、次の曲「ホントのキスをお返しに」が出るころ、私自身がおニャン子バブルに飲まれていってしまったことから、理恵からは離れてしまい、その後しばらくは気にかけていなかったんです。
で、あるとき「セーラー服通り」の再放送があり、久々に理恵の姿を何度か観ました。そのとき、やっぱりかわいかったということにあらためて気づいたんですが、私のB級アイドル熱も冷めつつあるころで、その後理恵のことは追っかけることはありませんでした。
そうしてある日、理恵が第1期のC.C.ガールズに入っていたことを知るのです。
クラシックバレエが得意だった理恵だし、なかなかにスタイルもよかったから、C・Cガールズにはもってこいだったんでしょう。
まもなくC.C.ガールズも脱退。その後は自分のバンドを組んで音楽活動をしていたようですが、最後はジリ貧だったみたいです。
でも、昔のアイドルのことを思い出しはじめた最近になって、私にとって大事なアイドルだったと思うようになり、ネットオークションで写真の「青春したい」を入手。理恵唯一のアルバムですが、なかなかいいアルバムです。(今から入手するのは難しいようですが・・・。)一言で言うなら、古き良き時代のアイドルポップス、とでも言いましょうか。
そして今日から、「セーラー服通り」で“動いている”理恵に会える。なんともうれしいことです。
理恵は結局B級アイドルのままだったかもしれないけど、藤原理恵という一筋の光を放ったことだけは間違いない。それを記憶にとどめることが、元ファンの務めなんじゃないかと思うんです。
今日から約1週間の間ですが、昔に戻ったつもりで、思い切り楽しみたいですね。