昨日、映画「うた魂」を観ました。ご存じ、泣く子も黙る（？）、今をときめく１０代女優、夏帆ちゃん（１６）主演の映画。テーマは「合唱」。
この映画を観にいく人のほとんどのお目当ては夏帆ちゃんのはずであり、私も去年の「天然コケッコー」以来、夏帆ちゃんファン（命、ではありませんが・・・）であります。
が、しかし、この映画について書くにあたり、まず書きたかったのは、合唱部の顧問役として出演した薬師丸ひろ子さんについて。
だって、なんってったって、今をときめくアイドル女優の夏帆ちゃんと共演してるのが、今から３０年前の１９７８年、「野生の証明」で鮮烈にデビューして、トップアイドル街道を突っ走っていた、あのひろ子さんなんですから、これってなんという取り合わせ！しかし、夏帆ちゃんの、洗練されたかわいさに比べると、当時のひろ子さんの、なんと素朴なこと。確かに、かわいいんですが、あまりに普通すぎる！夏帆ちゃんのかわいさは、町に一人いるかいないか的かわいさですが、ひろ子さんのはクラスに２，３人はいそうなかわいさ、しかも、１番人気のコではなく、３，４番人気のダークホース的かわいさとでもいいましょうか。スタイルだって、ごく普通、というより、若干ぽっちゃり系ですかね。
しかし、そんなひろ子さんだからこそ、あれだけ人気が爆発したのですが。
そんなひろ子さん、この映画では、とにかくコミカルで笑えます。詳しくは書きませんが、「こんな合唱部の顧問ってあり？」という感じがいいですし、自分の昔の歌のパロディまでやってくれてます！（ただし、これは一般的な夏帆ちゃんファンの世代にはわからないんでしょうけど・・・。）あそこで笑った人、あなたはおっさんですね！
でも、１曲だけ、見事な歌声・・・そう、当時、合唱のような歌い方で歌っていたひろ子さんを彷彿とさせるような、素敵な歌声で、誰でも知ってる、あの名曲を歌ってくれるのです。もう、感動ものです。まあ、ストーリー的には感動する場面ではないんですけどね。
しかし、ひろ子さんと「うた魂」の縁という意味では、もうひとつ、彼女は中学生の時、合唱部だったってこともあります。そう考えると、この役はひろ子さんのために用意された役だったと言ってもいいんじゃないか、そんな気さえしますね。
ということで、ひろ子さんのことを思い出したんで、これはもう天然記念物的な写真集を引っ張り出してきました！この写真集は、デビュー前のひろ子さんあり、初期の映画「野生の証明」や「戦国自衛隊」なんかのシーンや衣装のカットあり、当時のＣＭのスチールカットありと、まさに永久保存版なんですが、なんと、ほんの少しですが、水着のカットもあります！！あの、ぼくらのアイドル、ひろ子さんの、ですよ！いやあ、初々しいです！
そんなひろ子さんが、あれから３０年経った今でも、こうして女優としてぼくらの前で素敵なお芝居を見せてくれるなんて、うれしいじゃないですか！
感謝の気持ちで、みんなで叫びましょうよ、「よっ！薬師丸！」ってね。