満開だった桜が風雨で散り乱れ歩道に
今年も通勤途中で色々の思いを込めて満開の桜を見つめてきた。
朝の通勤時に一人感傷的になっていた私 昨日の事だが
仕事を終え我が家に帰り着くや夫の母が急に歩けなくなりお手洗い
にもいけない状況に
仕事がオフの娘が駆け寄り話す。夫は関西の自宅にいるヘルパーさんと
電話にて母の身体の状態を聞いていた。
夫が朝に母に電話した時は母は何時もは弱音を吐く人では
無いのが「早く帰ってきて欲しいと、体調が余り良くないと」
四時半ごろに夫の妹から「母が歩けないと~」電話有り
連絡が入った直前に私が帰宅し疲れた身体も何処吹く風の状態に
親孝行の夫は落ち着きさえ失うような状況でスーツケースを開き
帰り支度を始め衣服などを片付け始めている。一先ず妹が車で10分足らずのところに住んでいるがお料理店を開業
閉店に合わせてなのか直ぐに行く事は出来ないらしい様子
夜には母の元に行き今夜は泊まってくれるとの事らしい
夫も今夜は行くのは無理と判断して明日母の元に
私も何が起こったのか状況も読めないまま夫の新幹線の
チケットの手配に電車に乗り出かけた
96歳になる夫の母、いつの日にかこの様な緊急事態が発生すると
予想はしていた。
いざ目の前に現実として突きつけられて何を如何すべきなのか
ただオロオロするばかりだ
夫も頭では分かっていても現実を受け入れて行かなければならない
自分との葛藤もあったでしょう
今朝出勤前に夫に「気を付けて」と一言残して家を出た。
残業をして我が家に戻った時には既に夫は関西に到着した頃でしょう
今の時点では夫からは何の連絡も無いが家に帰るなり
母のことでケアーマネージャーさんと逢い今後の母の事で話を
するとの事だったので私は夫からの電話を待っている
日増しに弱る母の身体が完全に家族の介護を受けないと
駄目と云う状態であろうか
確実にその日が来ていることを私は悲しいが実感せざるを
得ない状況のように把握する。
私の実母は施設にて92歳で我を忘れ子供のようになり桜咲く
春爛漫の陽気も感じることは出来ない状況
これまた哀しく寂しく空しい現実を私なりに受けとめやがて
最期を看取る悲しみは覚悟できている。
私には老いてもなお一生懸命に生きようとする二人の母を
抱えている。夫の母の容態が気がかりだ