★人間ちゅうのは不思議な生き物でな。自分にとってどうでもええ人には気い遣いよるくせに、一番お世話になった人や一番自分を好きでいてくれる人、つまり、自分にとって一番大事な人を一番ぞんざいに扱うんや。たとえば・・・・親や。
★親がおらんかったら今この世の中に生まれてへんのやで。その事実だけでも、いつか親に感謝する理由になるんちゃかな。
★これは、親とか友達だけの話やないで。たとえば自分のことをひいきしてくれるお客さんがおるとするやろ。そのお客さんは自分の言うことなら何でも聞いてくれる。融通も利かせてくれる。
でも、他にめっちゃうるさいお客さんおったら、つい、うるさい人にかもうてしまえへん?
大事なお客さん後回しにして、うるさい人を何とかしようと思って。
★それ、人の優先順位がまったく分かってへんねん。相手の出方でこっちが左右されてしもてんねん。それって前も話したけど「反応」してもうてるやろ。いや、お客さんは大事にせなあかん。でもお前を愛してくれるお客さんに最高のおもてなしをするんは当然やないか。ええお客さんやからというて甘えとったらあかんで。 (以上)
人は自分から血の濃い人ほど、わがままが出やすいと言います。
一番血の濃いのは自分です。どうしてもエゴ中心になりがちです。自分に勝つ難しさを王陽明は「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」と言いました。
次に血の濃いのは父母です。
つい我(が)が出て、両親を泣かすことにもなりかねないと思います。
「父母の恩は山より高く海より深い」
「親と健康は失って初めてわかる」
「何時までもあると思うな、親と金」
「孝行をしたいという時には親はなし」
あ・・・しみ込みます・・・。