千鳥足こと博多のおいしゃんの独り言

大竹割りの儀

昨日は八文字組の今年初めてメンバーが揃い
仕事始めの「大竹割の儀」の日

八文字組とは山大工ば頭に流の枠にとらわれん(メンバー3流)山台作りの集団です。
山大工の下にこまごました作業ば受け持つ「ヒヨカタ」て呼ばれる作業人がおります。

山大工は大工の専門家で山台自体ば作るとこからすべての作業に精通しとりますが
ヒヨカタは大工じゃない普段は本職ば持った人たちやけん言わば季節労働者。

もっぱら山台の組み立て作業ば受け持ちます。

杉壁作り、八文字掛け、縦笛横笛作り、棒締め他さまざま作業ですたい。

大黒流の山大工、久我さんもここの出身で今は独立し
一人で大黒流ば受け持っとります。
大黒流の場合はヒヨカタ仕事はもっぱら当番町若手が受け持ちます。
ばってん12年に1度の当番町やけんなかなか仕事は覚えんですもんね。

「八文字組」は山が動き出してなんか事のあったらすぐに駆けつけななりません。
もちろん自分の流や無うても・・

昨日は今年の仕事始め

おいしゃんな他のメンバーが来る前に午後から直会料理の手伝い。



唐揚げサラダ作ってます。
あとは定番「温泉豆腐鍋」



杉壁に使う大竹です。
左は「上川端通」の飾り山用でちょっと長めです。なたで割って使います。



こちら「篠竹」横笛縦笛、台差し、二引きやらに使います。
最近は篠竹の調達が難しいて緒方緑地建設の緒方君が言いよりました。
袴やら節の凸凹ばとって使います。







大竹割ってます。



作業が終わっったら直会



直会の途中棒ぐり屋さんが持ってこられました。



棟梁から今年の作業の安全と心得が配られ最後は「手いっぽん」で〆。

八文字組八カ条の心得

1条 博多の為に頑張る
2条 山台の知識とヒヨカタ技術の習得に努める。
3条 棟梁には素直に従う
4条 緊張感を持って作業する
5条 自己責任で事に当たる
6条 皆で仲好く楽しく作業する
7条 きついときに頑張る
8条 山期間中の酒と女に注意する


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コメント一覧

ちどりあし
けんきちさん、おおきに・・
けんきち
作業の安全と無事遂行を祈念します。
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