今日は血管造影とカテーテル検査の日
病院の朝は6：00起床
いっせいに電気がつけられます。
カーテンで仕切られたあちこちで皆さんゴソゴソと動き始めます。
朝食前の７：００頃、看護師さんがカテーテルばブチッて
差し込む手首の血管のとこさい麻酔のシールば貼りに。
８：００ 薄味でとってもおいしい朝食
食事後、点滴と安定剤ば飲まされます。
「今日はこの点滴あと２本やります。」
「造影剤を早く出さないといけませんから」
※造影剤は腎臓に負担がかかるけん早めにおしっこで
外に出す必要がありこの日はこれ以外に1500mlの
水ば飲まないけません
暫くして、手術室担当の看護師さんが来て
「そろそろ下着も脱いでこの術着に着替えてください」
「寒いからまだパンツは履いてて良いですよ・・」
一時して担当の看護師さんが
「○○さ～ん、足の付け根からもカテーテルいれますから」
「パンツおろしてください、毛剃りますんでね」
立派なものが全部見えたらバツの悪かろうて思い気ぃきかして
先っぽの見えん位までパンツ下ろして待っとったら
「もっと、下げてください」
ぷるん
ベッドの上であられもない格好で
ジー、ゾリゾリ・・・・
仕事とは言え淡々とことを運ばっしゃあ。
この看護婦さん今まで何人のと剃ったっちゃろう？て
思いながらされるがままに・・・
伸びてくる時チクチクしそう
その時、薬剤師さんが・・
「○○さ～んおくすり・・」
カーテンばチャ～ッと開けて入ってきた
これも顔色ひとつかえんで
「シツレイしました～」
おいしゃんのはすっかり縮こまってしまっています。
病院の朝はあわただしかです。
「はいこれ・・前バリつけますね」
今更、あそこの部分だけ隠すやつばテープで
貼られます。
今回は動脈側と静脈側からカテーテル入れて
どこが詰まっとうか？
どのくらい血流が混じっとうか？
どの位置に穴があいとうか？ば調べるだけ。
手術して穴ば塞ぐ必要があるほどか？
血の成分ば測定してみるらしい。
９：３０術着に着替え車いすで手術室へ。
心臓への動脈からと静脈からでカテーテルば手首からと
足の付け根からに分けて挿入するごたります。
血管に神経は無かばってん
手首に刺すときと管ば肘あたりまで
グーて押し込む時は・・・
ドドスコスコスコラブ注入なら良かばってん
管ば注入されるけん痛かです。
手首から入れた方が気色悪かった。
心臓に届いた時にゾゴっと不整脈が・・
何せ心臓の血管の中ば管が自在に動き回るっちゃけん。
胃カメラの時ワイヤーで組織ばチクッて取られる時の感じに似て
ピクピクッと不整脈のでます。
ウッて息が詰まり、ミョーな汗のドッとでます。
検査中は看護師さんが「大丈夫ですか？」て声ばかけてくれます。
この看護師さん可愛いかったぁ
「はい終わりました・・お疲れ様でした」
手首の動脈から血が噴出さんごと右手は
がっちり明日の朝まで締め付けられます。
手首も曲がらんごと固定され食事もままならん
この日の食事は食べやすかごとおにぎりとフォークです。
おいしゃん、どちらかて言うたらスプーンのほうが
食べやすかて思いました。
午後からごりょんが来て一緒に先生から経過報告。
検査の結果、やっぱり動脈の一部がほとんど詰まっとった。
「穴」もやはり治療するに値するほどらしい。
ばってんが今回の入院期間では狭心症の治療だけ済まして、
日ば改めて「穴」ば検討することば説明されました。
夕方にはＫ介も心配して顔だしてくれた。
「穴」ば治療するには狭心症ばしっかり治療しとかな
検査時に心臓に負担がかかるらしい。
胃カメラ状のものば飲み込んで心臓の裏側から写真ば撮るらしいばってん
このカメラが胃カメラより太くてそうとう苦しい検査らしい。
「それ誰がするとですか？」
「私がやります」
「先生もそれ飲んだことのありますと？」
「無いです。聞くところによると苦しいらしいです」
「オエ～ってなります」
嫌なせんせいです。患者にやる前から
恐怖ば与えよります。
ばってんおいしゃんこの若い先生
なんか嫌いじゃありませんと・・
「お医者さんな何でもせないかんですね～」
「診察だけや無くて機械も扱えないかんもんねぇ」
「いや僕は胃カメラはできません」
そげな意味で言うたっちゃ無かと。
とりあえず今回は狭心症の治療だけで
「穴」は後日て言うことに・・
「治療はいつにしましょうか？」
「早いほうが良いなら月曜日にでも・・」
「いやまだ傷がふさがらないんで火曜日に」
おいしゃんな～も言わんうちに
勝手に次の火曜日に治療するごとなりました。
また今日やったことばまいっぺんせななりません。
次の治療までの四日間、退屈な入院生活が始まります。
