毎年この時期にはげる私の足のつめ
汚か足ですみまっせん
これは右足、黒ぅなっとります
親指より中指の長いけん、地下足袋の中でいっつも中指が窮屈で
爪が浮きます。これはエア履いとっても変りません。
この状態の前はまだ腫上っとりますけん
山の混雑の中で踏まれたら
飛び上がろうごと痛かとです。
走りだして雑踏にまぎれてならまだいいばってかん
ボケ～っと山の走る前に立って待っとうとき
じわ～って踏まれたらたまりません
バッテンこれは中々良い具合の浮き方。
これがあと半月もしたら新しい爪が
下に生え揃って、ペロリと綺麗に取れます。
一方左足は
・・・
こちらは永年の生え変わりである年ばい菌が入ったか？
それ以来、ちゃんとした形の爪は生えてこんごとなった。
ガタガタで盛り上がった感じ、
柔道や格闘技の選手の耳が変形しとりましょう？
あれに似ておりますがそれの爪版です。
盛り上がるけん爪きりで切れません。
やけん堅ぅなって盛り上がってきたら
無理やりはがします。
「水虫やなかろうか？」て
思うて皮膚科に行ったこともあるばってん
簡単に「違います」て言われた。
変形していてもとの形の爪は生えんらしい。
写っとらんばってん小指はげっそり削れとります。
だいぶ肉が盛り上がってきたけん良かばってん・・・
これは台風騒ぎの13日の夜
急遽、テントと寄付板ば撤収して詰所に放り込んだはいいばってん
翌日、流舁ができそうやけん、ならば直会（なおらい）も
せなかいん。詰所片付けて、飲み食いできる状態にせないきまっせん。
下駄はいて作業しよったら知らんうちにテントの支柱で
削ったごとあります。
気の付いたら血のいっぱいでて、その時は一生けんめぇで
わからんばってん、後で爪はげより痛ぅございました。
山で大怪我するとは、精進の足らんで自分のせい。
意外と大怪我はすることもないばってん
皆、ちっとやそっとの怪我、打ち身は抱えております。
特に舁き手は首の後ろのぐりぐりの骨が痛い。
山知らぬ人は肩が痛いと思うでしょうばってん
山は肩で舁くっちゃのうて、天秤棒担ぐごと
※天秤棒知らん人はすみまっせん。昔カトちゃんが担ぎよった肥たごの入ったやつです
背中に斜（はす）に乗せて舁きます。
それと棒と擦れて皮の剥けとります。
この皮の剥ける場所で舁き方の上手下手のわかります。
山も終わりました。
平穏な生活に戻って散歩しよったら
池に、うようよ亀がわいてきよりました。
めでたいかもしれんけん写真撮ってきました。
