とある小学校の校長先生から、とても興味深いお話を聞きました。
職員朝会を今まさに始めようとするときに、突如鳴り響く非常ベル。
ともあれ、各担任の先生は、自分の受け持つ各クラスへと飛んでいく。
間もなく、各クラスから再び職員室へ帰ってきた先生方の報告によれば、
6年、5年の子どもたちは、
「どうせ誰かがいたずらで非常ベル押したんだろう!」
といって、警報の作動した原因を追及していた。
4年、3年の子どもたちは、
何ごともなかったかのように、静かに読書をしたり自習をしたりしていた。
2年、1年の子どもたちは、
ハンカチを口に当て、教室から廊下へ出て、整然と整列をし、担任教師のやってくるのを待っていた。
・・・ 各クラス、各学年の性格が顕著にあらわれた事件でした、と校長先生。
最も感心だったのが、低学年のとった行動。 大人も顔負けの対応力。 いやいや、事実、職員室にいた先生方は、警報後の自分たちのとった行動を、 しきりに猛省されていた模様。
「とてもいい反省材料ができました」と教頭先生。
ところで、なぜ警報が作動したの?という問いに、
とあるヤンチャな男の子が原因であることが判明。
その子は、天井にある警報装置が、煙や熱を探知して作動することを、 避難訓練の時に学んでいた。
しかし、煙でもなく、熱でもない、すなわち、 衝撃を与えた場合には、どのように反応するのか否か? そこがとても気になり始めた。
・・・・ その結果、ほうきの柄で感知器をドンドンドン!”
とやっちまったらしい。(笑
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好奇心旺盛で、たいへんよろし!!