こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

これからが瓦職人の腕の見せ所、ってことですね。

2013年03月30日 | 仏教

平瓦の一枚に「平成の屋根瓦大改修」と銘記させていただきました。
来る将来の改修時に、この記録が正確に伝わることを祈って。
 両日ほどでもうこんなに葺きあがっています。
職人さんに、「こんなに早いんだったら二ヶ月もかからないんじゃ?」って問うと、
「これからが大変な作業なんですよ。隅々を合わせて行く作業に骨が折れるんです。」と。
要するに隅々以外は設計通りに行くんだけれど、棟瓦や四隅の部分は、元々の屋根の作り
がそれぞれに微妙に違っているらしく、あとは職人さんの目と勘がたより。
・・・これからが瓦職人の腕の見せ所、ってことですね。
 

この角度で眺めると、よくわかります。
「切り落とし」と呼ばれるこの瓦。すっきりはっきりしたデザインですね。
・・・確かに美しいです。社寺の屋根には最適だと思います。

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平瓦が、屋根の上へ上がりました。

2013年03月29日 | 仏教

大きなクレーンがやってきて、昨日搬入された瓦を屋根の上へと運びます。
ひやひやしながら眺めてます。(笑
御大師様がじっと見守られてるので大丈夫。
今日は、ピケ足場の設置も。
  作業の効率を考えて、受け材の上に均等に配置していきます。
 屋根の反対側って、クレーンからは全く見えないんですけど、
ほんとうまくつり上げたり下ろしたりできるんですね。無線機を使用しているとはいえ、
目視できなければ、相手の言葉だけが頼りです。感心します。現場の息が合わないと、大変ですよね。
午後からは、いよいよ瓦の取り付けが始まりました。
一枚一枚、ステンの釘を打ち付けながら固定していきます。根気のいる仕事です。御安全にお願いします。


 

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参道も春の装い。

2013年03月29日 | 仏教

参道も春が始まったようです。

ニョキニョキと顔出して参りました。
今年は結構早いお出まし。

 

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すべてにステンレスネイルが使用されます。

2013年03月28日 | 仏教

 今日は、瓦が搬入されました。

  約5.000枚の平瓦。
     このいぶし瓦は、単窯焼きといって、
一つの釜の中で均等に焼かれた瓦だとか。すべての瓦にムラがなく仕上がっているそうです。
一般的な瓦は、オートメーション化のもと、流れながら焼くので、どうしても焼きにムラがでるそう。

それから、これは「切り落とし」といわれる製品。
一枚一枚がとてもすっきりしたデザイン。
  通常は、左の写真のように、滑らかにアールを施した瓦ですが、
それに比べると、ずいぶんスカッとしたデザインです。(写真の撮り方が悪いので違いがわかりませんね。)
葺き終わったあとの雰囲気が全く違ってくるらしいです。
そして、本堂屋根の工事は、すべてステンレスの釘が使用されます。
将来、錆びて施工が揺らぐことのないようにするためです。

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さくらんぼ! 強風で落ちることのないよう、是非がんばってください。

2013年03月28日 | 仏教

今年は沢山の実を結んでいるようです。
・・・楽しみです。

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