こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

変わるもの、変わらないもの

2006年10月09日 | つれづれ

「インドは変わらないという思い込みは砕け散り、諸行無常という仏教の教えは真実であると実感しました。」

昨日、インド旅行から帰国された知人から頂いたお手紙に綴られた一文。
インドの大学に5年間ほど留学し、その後も、ちょくちょく渡印されていた人だが、
今回のこの感想は、衝撃的でした。
どんなに世界が変化しようと、あのインドだけはそう簡単には変化しないぞと、
一点の疑いもなく思っていたのが、
・・・やっぱり飲み込まれたんですねえ。

話は変わりますが、只今農繁期で、お寺は大閑期。
今の時期は、毎年例外なくいろんな自由が利くありがたい期間です。
昨日の日曜日には、長男の所属するバレーチームの新人戦があるというので、
いそいそと大会会場まで出かけました。
私も中学高校時代とバレー一筋でしたから、
あの体育館の独特の雰囲気は、なんとも尿意をもよおすほど刺激的でした。

驚いたのは、私がやっていた時代に活躍していた監督やコーチたちが、
今も昔と変わらずに監督や大会本部役員を務めていらっしゃったのです。
すげ~~~~!!
驚愕です。鬼監督と呼ばれていた方々が、ザッと5人ほど。
他校の監督さんからでも、ビシバシ教育的指導を受けていたので、
しっかり記憶しています。
一人は、杖をついて本部役員の仕事を。

怒声も昔とちっとも変わらない。
「おまえら、やる気がないんなら、やめろっ!今すぐ帰れ!!」
って台詞も変わらない。(笑

なんだか、タイムトリップしたみたいで、
じ~んと涙ぐんでしまいました。

当該地域のバレーボールの世界は、変わっていません。

・・・後任の人材が育ってないだけか、な?


コメント (2)
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