こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

星に願いを~ お星さまのご供養 

2012年01月30日 | 仏教

 人は、「オギャーと生まれたその年の気」を受けて人生を歩むといわれます。
その「気」とは、夜空に浮かぶお星さまのあり方が司るというのです。
そのお星さまのあり方は、年々違いがあって、とても複雑なようです。
だから、良い年もあればあまりパッとしない年もある。
「星まつり」は、その人その人のお星さまを供養し、
悪事や災難をのがれられるよう、
また巡り合わせの良い年には一層の開運を祈るものです。

一陽来復!!いい年もパッとしない年も、
ともに受け入れ人生を楽しめるような、
そんな人になれるよう、星に願いをささげましょう。

2月3日 午後2時 潮音院
 
 転禍為福・厄除け開運・除災招福の
 大護摩供厳修

節分の豆まき・古いお守りのおたきあげなど

                               合掌
 

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十二天ご尊像

2012年01月29日 | 仏教

十二天さまの掛け軸をおまつりしています。

線描の墨彩画です。
江戸中期の作であろうと推測されてます。

ひとつひとつの神様の表情や持ち物、
衣装などがたいへん個性的です。
それぞれのお役割などを知れば、
さらに興味深く拝観できることでしょう。

3月のお彼岸頃まではおまつりする予定です。

どうぞお参りください。  

                              合掌

          

                               

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榊(さかき)・姫榊(ひさかき)・樒・梻(しきみ)...

2012年01月27日 | 仏教

いくつかの情報が入って、・・・ちょいと整理を。

          

ヒサカキ(姫榊)、ビシャコ、墓シバ、かっちょシバ

おもに仏前や墓前で通常に使用。田舎では手に入れやすい。

ただし神前に使用も可(姫榊って言うくらいだもんね)。

 

           

シキミ(樒、梻)、しきび、ハナシバ

仏前や墓前で通常に使用。ただし希少な地域ではお盆など特別な時期のみ使用。

 

           

ほんさかき(本榊)

ご神前で使用。

 

・・・・・・ということで、縦長の日本、地域性を活かしたおまつりができるように、
良い知恵が出されてあるように感じます。

それと、シキミは梻、樒って表記するように、仏教や弘法大師の真言密教で大切にされている香の花木。
さかきは榊。ご神前。

そもそも神仏の区別のない方が日本の宗教風土にはマッチしていると思うんで、
(こんなこと言うと神官さんに叱られそうですが・・・)
姫榊(ひさかき)を仏前に供える日本人の行為は、・・・大好きです。(笑

 

           

 

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いやしの音楽「ブッダマシーン」

2012年01月26日 | 仏教

仏陀マシーンなるものがあるんですねえ。
台湾や中国方面では当たり前みたいに販売製造されてるようですよ。
アマゾンで検索すると、30件近く出てきました。

要するにお経音楽を聴いて私たちを安らかにするi-pot!
至高のサウンドアート!
私たちを瞑想の領域へと昇華させる秘密の箱!!
・・・だそうです。
・・・(^_^;)

苦々しいほほえみを浮かべながら読んでらっしゃるかも知れませんが、(笑
需要があることは確かなようですよ。

ともあれ、特に台湾はお経のポップミュージックがよくヒットしているらしく、
いつも上位を占めているとか。
台湾点?率最高歌曲:林天?《阿弥陀佛》
お経をとても美しく歌いあげる、とても美しい女性歌手が、とても多く見受けられることは、
とてもすばらしいことだと・・・。

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シバ(柴)のお供え

2012年01月25日 | 仏教

お仏壇やお墓には、お花やその他の植物をお供えします。
ここでは、その他の植物が話題。

この地域(どこまでの地域だか定かでないですが)では、
通常、シバ(柴)をお供えする、といいます。
シバといっしょにきれいなお花も添えて供えるのです。

正月とお盆以外は、下の写真の「ハナシバ」をお供えします。

この植物のことを「カッチョシバ」と呼んでいます。
なんでカッチョ?なのかわかりません。
それと、正式な名称を知りません。
誰か教えてください。m(_ _)m

で、お正月には、「ツルシバ」を供えます。

ユズリ葉のことです。

で、夏のお盆には、「墓シバ」を供えます。
ホオズキとセットで。

一般にはシキミっていいますね。
地域によっては、このシキミを年中お供えする所もあります。

「シバ」は、山に自生する雑木を総称してそう呼ぶそうですね。
だからそれぞれにはれっきとした名前が付いているはず。
地域地域で異なった呼び方ですが、
それもまたおもしろく思います。

余談ですが、昔話の桃太郎に
「おじいさんは、山へ シバ刈りに 行きました。」
ってくだりがありますが、
けっしてゴルフ場の芝刈りやガーデニングに出掛けたんではないことを、
子育て真っ最中の方々に伝えなければならんと、
とあるCMを観て思いました。




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